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前後普遍  作者: 面映唯
18/18

登場楽曲、引用歌詞

『シアワセ』SUPER BEAVER



『見て呉れ』秋山黄色

『Lonely cocoa』

『やさぐれカイドー』



『Start over!』 櫻坂46

『標識』



『Starting Over』 Mr.Children

『Worlds end』



『WOODEN DOLL』米津玄師

『メランコリーキッチン』



『独白』WOMCADOLE



『ロングホープ・フィリア』菅田将暉



『アンバランス』TOOBOE

『痛いの痛いの飛んでいけ』



『縫口』蜂屋ななし



『君の話』三秋縋

『スターティングオーバ―』

『いたいのいたいの、とんでゆけ』




「●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●」

『オトナチック』ゲスの極み乙女



「●●●●●●●●●●」

「●●●●● ●●●●●●●」

『Super Ball』TOMOO

『ベーコンエピ』



「●●●●●●●、●●●●●●●●●●●●●」

「●●●●●●●●●●●●」

『フィロソフィー』amazarashi MV冒頭 エミール・シオラン

『ジュブナイル』



「●●●●●●●●●――●●●●●●●」

「●●●●●●●●●●●●●」

「●●●●●●●●●●●●」

『白日』King Gnu

『Flash!!!』



「●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●● ●●●●●●●」

『ラストリゾート』Ayase feat.初音ミク



「●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●● ●●、●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●」

『僕のスウィーティー』ブランデー戦記



「●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●」

『ほんとのきもち』高橋優



「●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●」

「●●● ●●●●●」

『運命』SUPER BEAVER

『赤を塗って』



「●●●●●●●●●●●」

「●●●●●●●●●●●●●●●●」

「●●●●●●●●●●●●●●●●」

「●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●」

『何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう』櫻坂46



「●●●●●●、●●●●●●●●●●●●●●●」「●●●●●●」「●●●●●●●」

『悪い夏』染井為人



「●●●●●●●●●●●●●●●。●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●」

『ブルーピリオド』高橋世田介







 彼らの情報で埋め尽くされたタイムライン。クローゼットから取り出した洋服を段ボールに移したときの感覚はない。クローゼットの中は埋まっている――結局、封をした段ボールが宅配便のトラックに乗ることはなかった。知が生活の質を下げたかったのは事実だ。一度上がった生活水準を元に戻すのは難しいと知っていたから、売ってしまえばどうにかなると思った。でも捨てられなかった。傍から見ればただの服、ただの本、ただのCDにしか見えないだろう。知にはそこにあるアート――共通認識以上の理解が纏って見えた。許容とも呼べるこの理解は、郷愁を抱くほどの景色をくれた。服が知のことを理解していなきゃ、買ったところですぐ手放していただろう。本が知を理解していなきゃ、「面白い」と抱かなかっただろう。CDを売れずに未だ持っているのは、まるで知のことを理解してくれたかのように語りかけるからだろう。


 知の作った物語の中で、彼らとすれ違っていたかもしれない。自分の好んだ人や物の間に細い線が伸びている――あの人があの服を着ている――あの人があの小説を読んでいる――好きな小説の中で大好きな音楽が鳴る。


 それは、知の「好き」に限ったことじゃない。誰かの「好き」も孕んでいる。


 物語の中で、あなたの「好き」とすれ違っていたかもしれない。


 あのときのあの場面の奥で、彼らは歌を歌っていたかもしれない。彼が彼の歌を、彼女が彼の歌を。通りすがったのかもしれない。彼と彼女が。あの服とあの本を手にして。


 妄想。


 ●●●●●●●●●。


 ●●●●●●●●●●●●●●●●。


 ●●●●●●●●●●●●●●●、


 ●●●●●●●●●●●●●●●●。


 俺のアカウントはまだ消えない。


 消えないどころか、タイムラインはフェスのタイムテーブルに姿を変えた。小説は音楽に姿を変え、セリフは歌詞に変わっている。上下が反転している。一番下には、固定した投稿が。


 ストリングス付きのシアワセである。





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