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眠るねこ
6月の朝の情景です。
目覚めたら、部屋にねこがいた。
寝室にケージがある。子ねこの頃に用意したもので、私の背丈ほどの高さがある。中で過ごすには大きくなり過ぎたので、今では専ら給水と、天井から窓の外を眺めるためのキャットタワーとしての役割を担っている。
ねこたちの「その場所」が変わったのは、今月半ばのことだ。突然、西日の当たる部屋で過ごすようになった。なんでわざわざ暑い場所で寝るのか不思議だったのだが、そう言えば、この子達は夏にクーラーをかけると別の部屋へ移動する生態だったことを思い出した。
ねこは眠る場所を変え、季節は少しずつ進んでいく。
目覚めたら、部屋にねこがいた。いつからそこにいたのだろう。気まぐれなのだろうか。ある梅雨の朝、ベッド隣のケージの上でキジ白が、静かに眠っていた。




