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ねこ短歌
これらは、2023年冬から最近までの我が家のねこたちとの炬燵をめぐる日常を、短歌で切り取ったものである。
奪われる 数で負けてる勢力に 暖を取るのも儘ならぬほど
格好をつけた所でどうなるの 炬燵を前に意志など無力
春だけど炬燵に集いし者たちの温もりを まだ感じていたい
今だけは許してほしい おひさまの匂いのぽんぽんのせいだから
ごっそりと生え替わる毛は増殖し やがては毛玉になると言うの
反省も後悔もない ねこたちと炬燵の主のままです 以上
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開花宣言されたけど 晩はまだまだ冷えるから
いつものようにねこたちと こたつにこもる夜は続く