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短歌
名もなき花
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奪われる あなたの声に唐突に 思考するのも儘ならぬほど
とりあえず なんで涙が出るのかの理由も過程も どうでもいいわ
着飾った言葉の羅列では足りぬ あなたを前に自我など不要
勘違いしてるけど許してほしい だって歌詞がそう言ってるから
心にも君が咲かせてくれた意味 手折らせはせぬ 名もなき花よ
真っ直ぐな君に合わせて呼吸する 生まれかわったような気がする
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「俳人・歌人になろう!2023」で投稿したものに要素を足してまとめました。