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制服
画一的、没個性的ーと言われる制服。
皆同じような服装で、全然かわいくない。
と、私立に通う友達はそう呟いていた。
だけど、あたしはこう思う。
いいんじゃないかなと。
確かに皆、同じなんだけど… 何て言ったらいいのかな。
制服って、今しか着れない。
何て言うのかな。
今の証しかもしれない。
少女であるという…ただひとつの証しかもしれない。
もう二度と来ない今を過ごす為の。
そして、特別な日々を過ごす為の…。
人は同じなんだけど、同じではない。
例え…姿形が似ていても、絶対に違う。
そんな存在達が、いっしょにいれる…唯一の時を過ごすことができる…大事な印なんだと。
そして、そんな制服達に囲まれて、過ごしているあたしは、何かを待っていた。
みんなと同じ場所で、同じ制服を着ながら…あたしは待っている。
自分でもわからない…何かを。




