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魔法中年 君の魔法  作者: 宮上想史
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信也の部屋は2DKの比較的、新しめで綺麗なところだ。

 マンションに着くと、萌を風呂に行かせて、萌の服を洗濯し、乾燥機に突っ込んだ。

 乾かしている間、萌におじさんのシャツを着ててと信也は言った。

「おじさん、これ臭いよ」

「ごめんな、我慢して」

 萌は苦渋の表情を浮かべ、

「ぐざい」

 と何度ももらしていた。

 年は取りたくないな。

 とほほ。

 申し訳ないなと思いつつ、信也も風呂に入り終わって、萌の服も乾いた後、萌は臭いシャツ着たからもう一回お風呂入ると言って浴室に行った。

 浴室に向かう少女の背中を信也は無言で見つめていた。

(悲しいものだな……)


 朝ご飯を食べに二人は店に向かう。

 信也は、喫茶店を経営している。オーナーだ。

 店は木彫の温かな雰囲氣で、掃除は隅々まで行き届いている。座席数はそんなに多くはない。

 ガランガランと入り口のドアベルが鳴る。

「おはよ」

「おはよ」

 雇っている店員の舞にあいさつをする。

 萌も続いて店内に入る。

「おはようございます……」

 信也の後ろで小さな声で萌が挨拶した。

 舞を上目遣いで見ている。

「誰その子?」

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