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【仮題】最推しといく!舞台の裏側粉砕物語。  作者: 梦祇れい
第一章 始まる”はじまり”
1/3

第一部:用語集

以前から書きたいと考え、設定を温めていた乙女ゲー厶転生モノです!


*23.08.04  サブタイトルおよび本文を加筆修正

■『君へ贈る花束~薔薇が導く真実の扉~』

 美麗なグラフィックと濃密なストーリーで話題を呼び、書籍化・アニメ化までした絶大な人気を誇る18禁乙女ゲーム。通称キミバラ。

 魔法が当たり前にある世界の西洋風の国―ネロッソローゼン国。そこにある国唯一の学園―ラシックローズ王立学園―へヒロインが途中編入したことにより物語が始まる。貴族や王族が通う学園を中心に、ヒロインと個性豊かなヒーローたちが繰り広げる甘く、切なく、時に残酷なストーリー。

 キミバラの攻略キャラは隠しキャラを含めて全部で7人。ファンディスクではそれに2人追加され、合計で9人となる。


各ルートのエンディングは基本的に以下の4種類に別れる。

〇『ノーマルエンド』

 友人止まりで終わる。全シナリオ通して一切18禁要素なし。

〇『ハッピーエンド』

 "無事"に恋人となり大団円を迎える。シナリオの随所にキスシーンがあり、ラストではガッツリ…。

〇『トゥルーエンド』

 恋人にはなるが攻略キャラが何処かしら精神に異常をきたし、ヒロインや周りにとっては不幸な終わり。別名『メリーバッドエンド』。一番濃い18禁描写有り。

 ※このエンド分岐に入ったら最後、シナリオの途中で回避することも途中でプレイを止めることもできない仕様となっている。またプレイヤー間では「18禁ではなく18禁Gと表記して欲しい」とある意味話題となった。

〇『バッドエンド』

 悪役令嬢、または各攻略キャラに対応した敵対集団の策略でヒロインが凌辱されるor死亡する。


■ネロッソローゼン国

 オリージネア大陸の中心に位置し首都クリビアを軸として周囲には11の領土があり、花が溢れ、人工物と緑の調和が美しく取れている古代種と縁のある大国。また、聖遺物や古代建造物が他国と比べ多く残っており、未だに未開の古代建造物が数多くある。国旗には薔薇が用いられている。

 社交界デビューは15歳。婚約は15歳から可能であるが、結婚は男女共に成人の17歳から。基本的に貴族でもある程度の恋愛結婚を推奨している。

 この国では髪の色が金に近い色、または明るい色を持つ者ほど膨大な魔力を保有し、逆に白髪だと全く魔力が無い。逆に黒髪は古くから不吉だとされており、数十年前まではいじめや差別の対象であったが現国王とその王妃の活躍によって現在はいじめや差別はされなくなり、比較的に腫れ物のように扱われるような対応に暫し改善した。平民は基本的に焦げ茶色の髪をしており、初級の魔法が扱えるくらいの魔力保有量しかない。

 武術に特化した騎士団・兵団、魔法に特化した魔術師団を有し、どちらも他国と比べてレベルが高い。

 一年は360日。一月30日間の12か月。一週間は7日。各呼称は下記を参照。各月の名称と各領地の領土名は統一されている。

 (現代の呼称→ネロッソローゼン国呼称(領土位置))

 ・1月 → ラティルス(北北東:雪祭りが盛んな領土)

 ・2月 → トゥリパレス(娯楽に溢れている領土)

 ・3月 → アシアティクス(東:貿易が盛んな領土)

 ・4月 → メリアス(最も領地が狭い領土)

 ・5月 → カリオフィルス(??)

 ・6月 → アニヨンス(南西:辺境領地)

 ・7月 → ヘーリアンテス(??)

 ・8月 → シアンサス(??)

 ・9月 → クリビア(中央:王都)

 ・10月 → ガーバラス(西:アニヨンス領と最も交流のある領土)

 ・11月 → ネイティス(??)

 ・12月 → ラーゼルス(北:国内で最も古代建造物が多く遺っている領土)

 ・月曜日 → 空の日(そらび)

 ・火曜日 → 火の日(かじつ)

 ・水曜日 → 水の日(すいじつ)

 ・木曜日 → 風の日(ふうじつ)

 ・金曜日 → 大地の日(とじつ)

 ・土曜日 → 光の日(ひかりび)

 ・日曜日 → 暗闇の日(あんび)


■ラシックローズ王立学園

 乙女ゲームの舞台となる学園。王都に存在し、国一番の図書館と薔薇園、王宮に次ぐ舞踏館がある。学園構内の至る所に魔力を封じる装置が設置され、許可された空間でしか魔法を使用出来ないようになっている。

 15歳から18歳の貴族や王族、一部の特殊な平民が通う。


一年間の主な行事は下記参照。

◯入学式、卒業式

 国王、各騎士団団長、魔術師団団長が参加し、国王からの挨拶がある。また、卒業式後は卒業パーティーが開かれ、卒業生の関係者であるなら誰でも参加可能。

剣魔法武闘会(けんまほうぶとうかい)

 1人、または2・3人でチームを組み参加する武器使用あり、魔法の制限なしの武闘会。年に一回、3日間に渡って開催される。

 強制参加ではないがここでしか取得できない単位や、観戦に来る騎士団や王宮の使者に己をアピールする絶好の機会であるため学園の8割の生徒は参加する。

 優勝チームや審査員評価で最も活躍したと思われる一名には景品が授与される。

◯舞踏会

 年に二回、学生のためだけに開催される舞踏会。一回目は入学式の週の大地の日に開催される『蕾達の(ジェルモーリィオ)発芽(・ツィオーネ)』。

二回目は初代国王の生誕祭(*12月25日の生誕日と前日の24日の二日間のことを指す)の二日間に開催される『華への(フィオ)成長・レクレッツェン』。

 女子は白薔薇、男子は赤薔薇をモチーフにした物をパートナーに贈りあい、それを身体の何処かに身につけて参加しなくてはいけない。パートナーであれば学園の学生でなくても参加可能。このときに【寄り添う二輪(ベストパートナー)】と称賛された一組に国王から直々に女性にはティアラ、男性にはその者の得意分野のモノ(例:剣が得意なら魔剣)が贈られる。この時に選ばれた女性を【白薔薇の君(ホワイトローズ)】、男性を【赤薔薇の貴公子(ローズンノベル)】と命名し、次の舞踏会までは学園内でその呼称で呼ばれる。国王から贈られたものは次の舞踏会で返却するまで常に身に付ける習わし。

 3回以上連続で選ばれたペアは過去に数組しかおらず、もし3回以上選ばれたなら『ブルーローズの祝福』と呼ばれる。


■王家

 初代国王は古代竜(エンシャントドラゴン)、その中でもこの世界の創世記の頃から生存しているとされる創神竜・タリヴィルドから祝福を受け、膨大な魔力と驚異的な身体能力を得たと伝えられている。したがって、王族は皆総じて魔力保有量が多い者が多く、金に近い髪の色をしている。また、タリヴィルドの瞳の色と同色である緑色に近い瞳の色をしており、翠眼の者ほど正しい王であると妄信されていた。そのため数代前までは、第一王子や王妃の実子でなくとも、瞳の色が濃い者であったならその者が国王となっていた。現在は瞳の色に関係なく王太子(第一王子)が次期国王となる。

 しかし一部では未だに妄信している者たちがいる模様。


■騎士団・兵団

 主に近衛騎士団、白騎士団、黒騎士団、辺境哨戒兵団が存在する。

 管轄の都合上、白騎士団と黒騎士団の仲はあまり良くないが現在の団長同士は普通に仲がいい。


◯近衛騎士団

 国王と王妃といった王族一人ひとりに専属騎士一人、そしてその部下の数人が付き守護する者たちを指す。

 専属騎士は剣は勿論のこと、魔法も人並み以上に使える魔法剣士しかなれない。近衛騎士団団長は国王の専属騎士が担う。

◯白騎士団

 王都クリビアや人が多く住んでいる領土を主に管轄としている。

◯黒騎士団

 白騎士団の担当していない領土を管轄としている。

◯辺境哨戒兵団

 隣国との境を警備し、辺境に出現する魔物の動向の監視、討伐を行っている。


■魔術師団

 王宮に席を置く魔法に特化した少数精鋭部隊。平時は王宮内で魔法の研究を行っていたり、騎士団と共に魔物の討伐などを行っていたりする。

 武術に優れず魔法が人並み以上に使用できる者や魔法バカ、研究バカな者たちが主に所属し、武術が優れているのに魔術師団に入団する者はとても稀。


■『影』

 国王と王妃、そして国の上層部の一部の者しかその存在を知らない国王直属の諜報部隊。武術や魔法に長けた少数精鋭の一族―アキレア家―が担う。国王にしか忠誠を誓わない忠義の一族。アキレア家の表向きとしての立場は商家。

 戦闘力が低い、または嫁いで来た者(『影』を知らない者)は商売を行い情報を集め、戦闘力が高い者は実際に『影』として動く。

 初代国王と当時のアキレア家当主は親友であったと言伝えられている。


■アニヨンス辺境領

 南西の隣国との辺境に位置し、大峡谷によって国境ができている国で三番目に広い領土。自然豊かであるため、穀物や果実の栽培が国一番である。

 主人公が産まれる8年前に現領主のオーラウスが領主となるまで前領主の私欲によって領民は厳しい生活を強いられていた。オーラウスが領主となってからは改善され、領民は現在は伸び伸びとした生活を送れている。そのため領民のほぼ全員がカムネライア家の者を敬愛している。


■貴族

 貴族の爵位は公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の5つ。公爵が上位で男爵が下位。また、公爵位の中でも三大公爵家と呼ばれる王家の次に権力のある三つの公爵家が存在する。

 社交界に影響力のある『ティアーラ』、政策に影響力のある『シャクリム』、そして騎士団や魔術師団などの兵力に影響力のある『  』。そして近年では、辺境伯ながら三大公爵家並みに発言権および影響力のある『カムネライア』が存在する。


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