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異世界でも選択は人生を左右する  作者: 平凡BLACK
第一章 べーグン戦争
3/51

拳が赤く輝く

ここからは少し説明回が続くかもしれないです。

パーティになることをOKした後ルシアにある場所に連れて行かれた

「ここよ」

そう言われ看板を見る

「ランガレルアパーティ集会所?」

「そう。ここでパーティの契約手続きをしなきゃいけないの。」

意外に面倒くさいんだなこういうの

俺たちは早速中に入り近くの席に座った

「まず契約の前にいろいろ説明してあげる。何が聞きたい?」

俺は少し考えて

「ここの人間、いや生き物が俺の世界とどう違うのかが知りたい」

ルシアは少し考えるような顔をすると話し始めた

「そうねぇ1番の違いはやっぱり加護ね。加護は生まれると必ず一つは持っているの」

「へぇどんなの?それ」

「加護には2種類あって何もしなくてもずっと発動してる継続加護、自分が使いたい時使う選択加護。ちなみに人によって持ってる数も違うの。」

すごく異世界ぽくて面白い

「ルシアはどんなの持ってるの?」

それに対してルシアは自慢げに

「私は魔法って言うのが使えて、その魔法に選択加護を付与することができるの。」

「魔法もやっぱあるのか」

ルシアは話を続ける

「例えばフレイムという炎の魔法があるんだけれどそれに私の選択加護[輝きの意思]というのを使うと威力が30%くらい上がるの」

魔法、加護。やばい超やばい楽しい!!

俺も使ってみたい!ちょっとニヤけた顔をしているとルシアがこう言い放った

「あなたも使えるはずよ?魔法も加護も」

その言葉に衝撃を受けた

「マ、マジか?!」

「当たり前よ他人間は珍しい加護を持っていることが多いしね。そこの椅子の隣の機械で見れるはずよ」

俺はすぐ機械に向かった

指紋をでわかるらしい。機械に指を当てると腕時計みたいなのが出てきた。

「何だこれ?」

それを眺めているとルシアが俺に

「腕にはめてボタンを押しなさい」

そう言われてはめてボタンを押してみる。すると目の前に画面がでてきた

「うぉっ!スゲー」

俺が喜んでいるとルシアが俺の横に立ち

「あなたエナジーが高いのね」

「エナジーって魔法に使うやつだったりする?」

「正解!よくわかったわね。」

エナジーが高い=魔法の素質がある?

「右上の加護って書いてあるとこをタッチしてみなさい」

そう言われタッチする。すると画面が切り替わりたくさん文字が出てきた

「そういえば日本語だ。なんか少し残念」

「でもまぁいいことじゃない。えーと」

ルシアがまじまじと画面を見る。ルシアは短い黒のスカートを履いているので少し後ろに下がったら見えそうだ

「ちょっとあなた一撃系の加護があるじゃない!」

「一撃?」

「そう。さっすが他人間。珍しいわね」

俺が喜ぼうとした瞬間集会所のドアが開いたそこにはゴツい男が1人立っていた。男は不敵な笑みを浮かべると叫んだ

「俺様はキエルト!!!お前ら全員金を出せ!」

何だよこの展開。周りを見ると近くの人々がざわついている

「あいつ大盗賊団シラカバの団長キエルトじゃないか?」

「あぁ…最近暴れまわってるやつだ…」

「俺らじゃかなわねぇよ」

え?何そんな強いんすか?異世界来たての俺には何もできないですよね?はい。

「ルシアどうすんだよ?」

俺の問いに対してルシアはキエルトを見ながら

「あいつは強いけど熟練の冒険者からしたらどうってことないわね。でも、ある事情で強い人たちは近くの森に行ってるの。それを狙ったのね。」

そう言われた俺は思った。

(俺そういえば金持ってないから大丈夫じゃね?)

そう思った矢先キエルトが言い放った

「もし!金がない奴がいたらそいつは殺す!」

終わった…異世界終わった…俺が落ち込んでいるとルシアが一歩前にでた。

ふふふと、笑ったような顔をして俺のことを指差した

「キエルトあなたのことはこの弱そうな男が倒すわ!」

何言ってんだこいつ?!キエルトは俺を睨み

「何だとー?やれるもんならやってみろや!ゴルァア!!!」

そう言いこっちにキエルトが突進してき

た。

「どうすんだよ?ルシア?」

俺は焦りながらルシアに聞いた

「大丈夫あいつは加護が付いた拳で殴ってくるだけだからあなたもさっきの一撃系の加護[必殺の一撃]を拳に付ければいけるわよ!」

んな事言ったってやり方わからないんですけど!

キエルトはこちらに向かってくる。

どうする?

どうする?

よし。とりあえず殴る。そう心に言い聞かせ俺はキエルトに向かって走った

周りのやつらはやめとけみたいな表情で俺を見てる。もうすぐパンチの射程圏内というところで俺とキエルトが殴る準備をする。キエルトの拳が黄色く光る。俺は頭の中で必殺の一撃とかいうの発動させようと念じる。すると俺の拳が赤く光った。そして同時に殴り、拳と拳がぶつかった。

ドカン

と、大きな音がしてキエルトは集会所の外に吹っ飛ばされた。

「マジかよ…俺…勝ったー!!」

集会所の皆んなから歓声わき起こる

「さすが一撃系の加護ね。これが加護よ。えーと雄賀」

名前はまだ言っていないのに俺の名前を呼ぶルシアでもそんな事気にする間もなく俺は倒れた。

集会所の皆んなはすぐ駆けつけて来た。ルシアはビックリした様子で

「大丈夫?エナジーの調整を間違えたのね。もっとしっかりしなさいよね!」

そう言いながらも俺の手を握る

そこで俺は意識を失った。

読んでいただきありがとうございます。異世界でも選択は人生を左右する レイアメモリー(別展開)も、書き始めたいと思います。多分(−_−;)

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