約束したあの時あの場所に戻れたら

桜が葉桜になり、夏が始まる季節。一人の少年と少女が２０歳の時になったら、この場所でまた会おうという約束をする。そして月日がたち主人公は２０歳になった時、その約束の場所へは行かなかった。その結果、彼女は通り魔に殺されて、この世から去ってしまう。もし俺があのとき約束を果たしにあの場所へ行っていたら彼女は生きていたのだろうかと後悔しながら、事件から４年たつ。いつも自分が使っている日記が一店舗しか扱っておらず、その店に足を運ぶと、店主のおばあさんから「日記が１６年間大切に扱ってくれたお礼にあんたに恩返しをしたい」といわれ、気がつくと、あの場所に戻っていた。