02
「で、部長の頼み事。特殊任務ってやつ?
引き受けてしまっちゃたのか」
「はい。
その通りです美紀さま」
結局、あの時反論する言葉が見つからなくて
しぶしぶ。本当にしぶしぶ引き受けることになってしまった。
「でも、いいじゃない考えようによっては」
「手当てが出るからでしょ」
いくら手当てが出るとはいえ、そこまでお金に困ってるわけじゃないし
「手当てとか、そういう問題じゃなくて。
あんた今、フリーな訳だし、ある意味では参加条件満たしてるじゃん。
成人してて今現在未婚っていう条件を」
「何が言いたいのよ」
「だからさ、極秘任務といえども本気で探してみたら?
案外、いい相手見つかるかもよ~」
最近、新しい彼が出来たからかしれないけど言葉の端々に嫌味を感じる。
いい相手なんか居るわけないじゃん、部長に言われたんだから。
「あっ、そうだ。
念のために言っておくが、その男性メンバーも多分君と同じ特殊任務の人間が大半だ。
でも、くれぐれも口を割るなよ。
サクラ いや、特殊任務であるということを」
私は忍者かよ!
「でも、分からないよー
口を割らずしてゲットできるかもしれないじゃん」
「人事だから言えるのよ
あぁ、気が重たい。重たすぎる」