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無題詩1~42(2011年)

無題詩7



ショッキングピンクのご飯の中に、

尖る画鋲が入っていても、

僕らは食べるんだろう。

巨大でにょろにょろした、

芋虫が地面から生えていても、

僕たちは地雷を埋めるんだろう。

完全犯罪を成功するために、

一生懸命何をする?

キーボードを打っても打っても救われない。

荒野に駱駝で訪れたって、

そこには岩と砂しかないんだぜ。

人間は何がしたいんだ。

人間は何をしてるんだ。

さかしまに廻る落伍者はうめくわめく。

「助けて下さい。何をしてもうまくいかない」

「助けて下さい。世界が私を拒否してる」

ああ、そうさ。ああ、そのとおりさ。

おまえは放逐されたんだ。

おまえは放擲されたんだ。

けして、解放されない。

空のDVDを読み取れば、

そこにうつる自分の死に顔。

イヤホンから聞こえてくるのは、

耳を劈くデスヴォイス。

まるで爆音だ。まるで雑音だ。

今日も安全神話の中で、

殺人事件を起こそうか。

今日も新約聖書の外で、

汚物の神様を名乗ろうか。



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― 新着の感想 ―
[一言] 最近、絶望しているわたしには、とても好みな感覚ですね。関係ないですが、ニコニコ動画で、「クワガタをチョップしたらタイムスリップした」という歌を聞いてみてください。あれ、とてもいいですよ。その…
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