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聖女が現れたからと追放された“無能王女”の私。実は国を守る浄化の本物だったので、隣国皇帝に保護されて愛されてます

作者: おまめ
掲載日:2025/11/21

とりあえず短編から書き上げることを目標にやっていきたく、頑張ってみました汗

拙い作品がどうか1人でも見ていただけますように…

王国第一王女セリーナは、生まれた瞬間から“期待の王女”と呼ばれた。銀色の髪は月光に当たるとなんと綺麗なことか、月光の王女とも言われていた。


だが十歳を超えた頃、魔力測定で「極めて少ない」と判定されると、周囲の態度は急激に冷たくなる。




「魔力のない王女に、女王は務まらない」

「無能な王女だ。第一王子を王にすべきだ」





そんな声は、セリーナの耳に何度も届いた。



──だが本当は違った。




セリーナは無意識のうちに、

世界でも稀な“聖魔法の浄化結界”を張り続けていた。



魔力は常に浄化へ流れるため、

表面上は“魔力がほとんどない”ように見えただけだった。



それに気づく者は、誰もいなかった。



そんな折、王都を騒がせる少女が現れた。




男爵家の三女、リリア。



「……救世の聖女ですって?」

「神託を受けたそうですよ!」

「王国を導く存在だとか!!」




小さな光を生み出す程度の“浄化もどき”を偶然使えたことで、

王国は一気に彼女を聖女と崇め始めた。




王妃も側近も喜び、こう言った。




「もう王女殿下は必要ありませんわ」

「聖女リリア様こそ国の象徴です。

 セリーナは……帝国へ贈ってしまいましょう」




それは、セリーナにとって“追放”と同義だった。



「側妃でも、侍女でもいい。

 帝国が引き取ってくれるならそれでよい」




王妃は嬉々として手紙を書き、

セリーナを“厄介払い”する段取りを整えた。



“聖女が現れた今、無能王女は不要”



そう言わんばかりの扱いだった。



セリーナは何も抵抗しなかった。

彼女はただ静かに微笑み、王国を後にした。



質素な馬車で。

護衛も最低限。

王女とは思えない旅支度で。



だが──

彼女が国境を越えた瞬間、王国は気づくことになる。




………………………





帝国に着くと、衛兵たちは慌てた様子でセリーナを迎

えた。



「なぜ王女殿下が……このような扱いで……」



彼らは書簡を読み、顔色を変えた。

そして最も急いで届けるべき相手──現皇帝アレクシスの元へ案内した。



謁見室で待っていたのは、黒髪金眼の青年。

数ヶ月に即位したばかりの、新皇帝だった。

周辺国に伝達されておらず、もちろんセリーナの母国も知らぬ情報であった。



セリーナを見るなり、アレクシスの表情が揺れる。



「……セリーナ? 本当に……君なのか?」


明らかに痩せ細ってしまって儚く、触ってしまうだけで消え入りそうな彼女は本当に存在してるのかさえ思わせる姿だった。



「ご無沙汰しております、アレクシス陛下」



彼は震える手で王国からの手紙を開くと、怒りに顔を歪めた。



「これは……追放ではないか。

 国の象徴を、馬車一台で捨てて行くなど……!」



「私は……必要とされませんでしたから」



セリーナが静かに言うと、

アレクシスはその言葉に深い傷を受けたような顔をした。


そして、決断した。



「セリーナ。

 君を──正妃として迎える」



「わ、私が……正妃……?」



「君を昔から想っていた。

 女王になるはずだと聞いて、身を引いただけだ。

 だがもう、遠慮はしない。

 君を守れなかった王国の代わりに、僕が守る」



アレクシスはゆっくりと彼女を抱き寄せた。



セリーナの胸に、かすかな光が差し込む。

“自分は必要とされていいのだ”という温かさだった。



……………………







その頃、王国は深刻な状況に陥っていた。


街は瘴気に覆われ、魔獣が増え、病が広がり、作物は枯れる。

“聖女リリア”は何もできず震えていた。




そして老魔導師が古文書を読み返し、叫ぶ。



「……王女殿下こそが、国を守る結界そのものだったのだ!」


「代々王族に銀色の髪を持つ月光の娘が産まれる時、災害からも守ると言われる。そして、国を守る唯一の『浄化の器』……!!

 王国は……国の加護を手放してしまったのだ!!」



城中が凍りついた。




国中を覆う瘴気は、

“セリーナが去った”途端に発生したものだったからだ。



「ど、どうするのだ……!?」

「王女殿下を呼び戻せ!!」

「その前に、どうか国が……!」



王国は愚かな選択の代償を、

ようやく理解したのだった。



…………………





一方、帝国では。


アレクシスはセリーナの手を取り、柔らかく微笑んだ。


「セリーナ。

 君は誰より尊い。

 君を捨てた国には……必ず報いを与える」



「……アレクシス……」



「だがまずは、君が笑えるようにしよう。

 君の心が、僕の最優先だ」



そう言って彼はセリーナを抱きしめた。



月光の王女は、ようやく居場所を見つけたのだ。



──真実の愛と、真の加護を知る帝国で




む、難しい

逆に短編難しい…

なんか無駄な文入れてしまう癖があり。

まとめるのが下手な私には苦行でしたが、頑張ります!


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