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テーマ詩集:雨

雨傘

作者: 歌川 詩季

 置き傘も大事です。

 太陽が青空とマラソンしてる

 こんな日は留守番が おきまりの僕は

 あと出しの雨男

 傘立てでふてくされる ぶっきら棒


 降りそうな日には こっちの気分

 おかまいなしに 連れまわされる

 役目を投げるわけじゃないけど

 日傘にはちょっとした憧れもあるんだ


 でもまぁ 贅沢は言うまい

 出先に置いてけぼりされた

 置き傘のあいつより ましだろうから



 お日様が青空でサイクリングしてる

 こんな日はでしゃばるなとの いいつけのあたいは

 あと出しの雨女

 鞄の奥 しまい込まれた 箱入り娘


 降り出したのなら ちぢこまった腕を

 めいっぱいのばして 羽をひろげる

 さだめを呪うわけじゃないけど

 日光のそそぐ中を飛んでみたい


 そりゃまぁ 我儘(わがまま)と言うけど

 内側にしかめっつらの

 てるてる坊主でも 吊るしてやろうかな

 気がつくと、車の中に置き傘がたまってます(笑)

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