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異世界ほのぼのバイク旅  作者: パンツ吐いた


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第45話 久々のキャンプ!


「で?なんでまたこんな回りくどいことしたんだ?」


「だからさっきも言ったけど、予言があったの。」


「予言、予言って言ってるけど、それどんな予言なんだ?」


「これが、伝承であって予言になっているものだよ。レアリアの里のエルフの巫女だけが見ることのできるものなんだけどね。」


そう言ってナナは一枚の巻物を取り出しテーブルの上に広げた。


『その人物もの、異界より現れ村の危機を救う。異界の物を使いあらゆる厄災より人々を救う。』


俺たちは全員でその巻物を取り囲みまじまじと見る。


「エルフの巫女って・・・ナナのこと?え?お前巫女なの!?」


「そうだよ!こんな巫女で悪かったね!ってそれよりも今はこっちの問題でしょ!?」


ナナは巻物を指さして巫女だけに伝えらる話をし始めた。


「えっとね、これは本当に巫女にしか伝えられない門外不出のことわりだけど・・・もうここまで来たら関係ないよね?見てもらった通りこの巻物は異世界から渡来した人がこの村の危機を救ってくれるという伝承なの。でね、伝承はココで終わってるんだけど口伝で伝えられている予言があるの。」


「それはどんな予言なのかしら?」


ユナさんも初めて聞くんだと思う、いや、全員が初めて聞くことになる。


「予言はたくさんあるけど、そのうちの一つだけを今から話すね。


『異世界を渡りし人物、神々との契約により世界を旅し邪を払うであろう。その旅で経た仲間、いかなる苦難も乗り越え世界の危機を救う。巫女は世界を渡りし異世界の人物に全てを捧げよ。』


これが今はなせるところまでの予言。」


「はぁ!?なんだそれ!?神々の契約って・・・ニャウスか!?」


俺は頭を掻きむしりながら現状を把握しようと頑張った。


「邪を払う?神々の契約?世界の危機?俺はそんなの何も知らないぞ!?そんなことニャウスは一言も言ってなかったぞ?!」


「な、なんか壮大ですね。世界の危機を救うとか・・・その予言本当にあってるんですか?というかそもそも異世界を渡りし人物としかないですがそれがケンゴさんだっていう証拠もないですし・・・」


「確かにね、もしかしたらほかにも異世界からわたってきた人がいるかもしれないしね。ただ、私的にはケンゴだったらうれしいんだけど?全てを捧げないといけないからね。」


「あ、遠慮します。間に合ってます。」


俺はくねくねしながら近づいてくるナナを右手で制して接近するのを止める。ミアがいてエミリアがいてココがいる俺にはそれでもう十分だ、というかこれ以上仲間が増えたらどうしようもない。


「なーんでよ!私が全てを捧げるっていてるんだよ!?ひどくない!?」


「いや、まて。さっきミアが言ったがその異世界人は本当に俺なのか?もしかしたら別の人の可能性だってあるだろ?それに俺は・・・そんなたいそうなことができる人間でもない。」


「ねぇ?ナナ?そんなに急がなくてもいいんじゃないの?ミアやケンゴの言うとおりだと思うし。」


エミリアが珍しくまともなことを言っている気がする。その手に持ってるガンブレードさえ収めてくれたらなんだけどな。いまだにナナに向けて剣先を固定しているし。


「まぁ・・・確かにそうだよね?わかった、とりあえず今はこのままにしておくよ。」


こうしてドタバタした予言問題も終結した、俺達はユナさん達に明日にでもこの村を出る話をすると、寂しそうにしていたが、また来ると約束をしてその日は解散となった。自由な時間が出来たミア達はナナに連れられて買い物に出る、また明日からマックリー王国に向けてのんびりな旅が始まる。


『今回は色々と大変でしたねご主人様。』


「そうだなぁ…でも。退屈はしなかったな。」


夕日が見える丘で俺は1人座ってナビと話していた。


「ところでさ、今更だけどそのご主人様ってやめてくれないか?」


『本当に今更ですね。ではなんと?』


「ナビの呼びたいように呼べば?」


『…たらし。』


「あぁん?」


『うぉっほん、じゃ、じゃあケンちゃんで。』


「なんか子供っぽいなぁ、まぁいいけど。」


『うふふ、ケンちゃん(●︎´▽︎`●︎)』


「絵文字使うほど嬉しいのか?」


『べ、別に嬉しいわけじゃないんだからね!私だけしかそう呼ばせたらダメなんだからね!』


「ツンデレナビめ…」


そうこうしているうちに日も落ちてあたりは真っ暗な暗闇に落ちていく。民家の窓からこぼれ落ちた光が星空と共に見事な空間を作り、幻想的な時間がこれから始まろうとしていた。


次の日、朝食をナキいっ家と済ませると俺達は挨拶を済ませ旅に出るためにゴールドウィングをストレージから呼び出す。運転席に俺、後部座席にミア、サイドの前にココ、後ろにエミリアが座る。シフはエミリアの膝の上でジョンはココのクビに巻きついていた。


「じゃあ、ナキ、ユナさん、マナ、ナナ行ってきます。」


「またいつでも来てくださいね。」


「土産話もまってるからな。」


「次はいつ来るの?私も連れていきなさいよ!」


「じゃあまたなにか伝えられそうな予言があればこの通信魔道具で連絡するから。それ以外でも連絡するから。」


一人一人言葉は違えど、また会えるのを楽しみにしてくれているのは確かなことで、俺もその思いには応えたいと思っている。


レアリアの里を後にして2日経った俺たちは「星の輝く丘」でキャンプの準備をしていた。


「ねー、ケンゴーまた通信魔道具なってるよー」


エミリアがスマホのような形をした通信魔道具をブンブン振って俺に教える、掛けてきているのはもちろんナナである。


ピッ


「あ、ケンゴ?今何してるん?私は暇でさー」


「うるせえええええええええ!」


「ちょっと!そんなに怒鳴らなくても良くない?!」


「アホかお前!1時間事に用もないのに掛けてくるな!初めてスマホ持った子供か!!」


「スマホ?何それ?別にいいじゃん!暇なんだから!」


「こっちは忙しいの!じゃあな!」


強引に通信を切って改めてキャンプの準備をし始める。


「ナナさんにも困ったものですね?…次かかってきたら私が出ますから。」


ミアの冷めきった瞳がナナの今後の運命を決める事になるとは…まぁ自業自得だしな。


今回のキャンプは久しぶりってこともあって初心に戻ることにした。

焚火台を使い焚火を起こすと同時に料理用に直火でかまどを作る。エミリアが張り切って石をいろんなところから拾い集めてくれた。ミアは鉈を使って薪割を楽しんでいる。ココにはみんなが座れるように椅子やテーブルの用意をお願いした。俺はというと…メスティンやホットサンドメーカー、トライポットに今回はいつも料理を作ってくれるミアにキッチンテーブルを用意してみた。


「ケンゴさんこれ凄いですね!持ち運びできるキッチンですか!?」


「そうそう、キャンプなんかをするときに使う持ち運び可能なキッチンテーブルっていうんだ。」


「これがあれば、いつでもどこでもおいしいお料理が出せますね!」


「いつも料理してくれてるミアのために用意したんだ…って言っても俺のストレージで肥やしになってたやつなんだけどね。向こうの世界で使おうと思ってい買ったわいいけど一切使うことがなかったから。」


「もったいないですよ~、今度から私が使いますね。」


ミアはキッチンテーブルに顔を付けて手でいいこいいこしている。


「頼むよ、あ、それとこれね。」


俺はダッチオーブンをミアに手渡す。


「重いです!お鍋なのになんでこれこんなに重いんですか?!」


「これはね、ダッチオーブンといってオーブンのにもなるし鍋にもなるし、煮る、焼く、蒸す、何でもできる優れモノなんだ。」


「オーブン?なんですかオーブンって。」


そうだったこの世界にオーブンなんてものはないんだ・・・なんと説明したら・・・


「パンを焼くかまどあるでしょ?高温で赤外線で焼けるあれ。」


「あ~、モルネオですね。」


「モルネオっていうの?俺のいた世界ではオーブンていうんだけど、それの代わりができる鍋なんだ。」


「すごいですね~この世界ではこんなの考える人いないですよ。」


ミアがダッチオーブンをまじまじと見ながら興味津々で調理法を聞いてくる。ぶっちゃけいろんな料理作れるけど、料理に関してはミアのほうが詳しいと思うんだよね。


「というわけで、パンもう焼けるし無水料理も可能なんだよ。」


「そうなんですね!次回のキャンプまでに私が色々考えてみますね。楽しみ!」


鍋を掲げて喜ぶミアはちょっと面白かった。


「ケンゴー、かまできたよー。」


エミリアが泥だらけになって近寄ってくる。


「エミリア…だいぶ汚れたな。」


「だってー!埋まってたり水の中に在ったり!頑張って集めてきたんだから!」


「そ、そうか。よく頑張りました。」


俺はエミリアの頭をいいこいいこと撫でていた。


「えへへ、ケンゴに撫でてもらっちゃった。」


エミリアにほいっとストレージからあるものを出して渡す。


「なにこれ?」


「簡易シャワーだよ、シャワーがないところでも使えるシャワー。」


「えー?!面白そう!」


「そこの木にこうやってつるして、周りをこうやって布で囲って・・・これでシャワーを使っても誰に見られないぞ。」


「うん?ケンゴも一緒に浴びるんだから別にこの布いらなくない?」


「あほか、一人で浴びてこい。俺はこっちで忙しいんだから。」


「え~!じゃぁ・・・今度一緒にはいろうね。」


「・・・・ぉぅ。」


俺は恥ずかしすぎて小さくしか返事ができなかった。

シャワーを浴びに行ったエミリアは「ピギャー!」という叫び声をあげていた。あ、水を沸かして適温にしろっていうの忘れてた。


「ミア、悪いけどエミリアが使ってる水を魔法でも何でもいいから適温のお湯にしてあげてくれないか?」


「わ、わかりました。」


ミアはダッシュでエミリアのところに行き裸で震えるエミリアに魔法で沸かしたお湯をぶっかけていた。

後でエミリアに文句を言われるのは我慢しよう。


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