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異世界ほのぼのバイク旅  作者: パンツ吐いた


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第31話 モンスターパレード

新しい仕事を初めてちょっとドタバタして時間が空いてしまいました。

頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

過去編はもう少し続きます、もう少々お付き合いください。

「畜生!あの領主許せねぇ!」


「そうだ!やりすぎだ!」


「でも・・・俺たちにはどうすることもできないぜ・・・」


ココの両親の仕打ちを知っている町の人たちもこればかりは許せなかった。

今までは我慢してきた領主の行いも今回ばかりはいいすぎいた、しかし町の住人たちはどうすることもできなくて、酒場の地下の集会場で円卓を囲み会議をするもいい考えが浮かばず解散を余儀なくされていた。

会議中は過激な発言もあった、領主官邸を燃やせとか暗殺計画まで出る始末、しかしそこはさすがの住人達も度胸がなく提案したものの実行するまでには至らなかった。


「なぁ?いっそ王国に俺たちの署名を持っていったらどうだ?」


「そうか!そうだな!王国だってこんな現状をほっておくはずはない!」


「そうだ!そうだ!町のみんなからの署名なら王国だってうごかざるおえなくなってくるしな!」


こうして何度か行った会議で署名を集めるという活動を行うことが決まった。

署名は順調に集まっていったが、領主はそれを見逃さなかった。


「領主様、住民たちが署名活動をお行っております。」


「なんだと?そんなことか。」


「何でも潜入させている兵から王国に署名を持っていき直談判する作戦だとか。」


「ほう?なんの件で直談判をするつもりだ?」


「先日の夫婦件と他も多数あるようです。」


「そうか・・・おい、あの計画を署名を出される前に結構しろ。」


「よ、よろしいのですか?」


「そうだ、あの作戦で・・・俺の信頼は回復し、邪魔な奴らもいっそうできるな・・・くっくっく。」


領主は自分の考えた作戦を兵士に伝えるとすぐに行動を起こすために町からすぐ近くにあるダンジョンに向かった、領主の考えた作戦はこうだった。


『ダンジョン内で大規模魔力災害が発生して、ダンジョン内のモンスターでモンスターパレードを起こす。』


という事だった、側近に大規模魔力災害を発生させるために必要な大型魔力結晶といっても成人男性の拳大ぐらいの大きさなのだが、それを用意させた。一度砕けば大型台風並みの魔力嵐をあたり一帯にばらまく、ダンジョン内のすべてのモンスター位は軽く凶暴化させることができる。更にダンジョンから漏れ出した魔力はダンジョン入り口を中心として半径20キロの範囲で魔力をばら撒くことになる・・・もちろん領主はそんなこと知っているはずもない。この時点で領主の考えはダンジョンのちょっとした魔物を凶暴化させてモンスターパレードをちょっとだけ起こしてその事態を私兵を使い鎮圧するという簡単な考えしか持っていなかった。


「くっくっく、俺にたてつく奴らに目にもの見せてやる!」


そういうと領主は大型魔力結晶を地面に向かって振りかぶった。


パリン!


という音がすると少しの静寂が訪れ次の瞬間にゴォォォォォ!っという音共に魔力の嵐が吹き荒れた。


「なんだこれは!?私はこんなの知らないぞ!」


魔力の風に吹き飛ばされないように岩にしがみつきながら『こんなの知らない!』とか『私は悪く無い!』とか一人でごちゃごちゃ言っている。周りにはだれもいないのに誰に言うわけでもなくただ一人言い訳や市民に対する悪態をついていた。


そのころ町では魔力嵐を感知して避難勧告が発令されていた。領主の私兵たちは町を守るどころかいの一番で町から逃げ出していた。これほどの魔力嵐はこの町始まって以来の事であり、どれぐらいの被害が出るのかすらわからない。町の住人達も自分が先だとか自分にとって大事なものを持ち町から逃げ出していく。ココの父も母も住人に連れられて逃げていくが・・・まだ赤ん坊のココは町に取り残される形となった。


「くそ!こんなの聞いてないぞ!あいつめ全てのことがおわったら・・・」


領主はいまだにダンジョンにいた、自分がしたことの重大さをわからずにとぼとぼとダンジョンの出口に向かって歩いていた。このダンジョンは初心者用ダンジョンで1階から20階までの階層で構成されている、一階から4階まではこの世界で最も弱いスライム系やゴブリンといった魔物が、5階はボスフロアになっている。

5階、10階、15階はボスフロアで20階はラスボスフロアとなる。このダンジョンの攻略レベルは大体10レベルである、まぁ駆け出し冒険者でパーティー組めば速攻攻略できるぐらいのところだ。だから領主一人でも1階は護衛などつけなくても鼻歌を歌いながら歩けるという事だ。


ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!


領主のすぐ後方から聞こえた咆哮はスライムやゴブリンなんかではない、領主が見たのは。


「なんで!?なぜこんなところにラスボスのホブゴブリンがいるんだ!?なぜ!!」


咆哮を聞いた領主は後ろを振り向くと無数のゴブリンやスライム、さらにはボス3体にラスボスのホブゴブリンが凶暴化して外に向かって進撃していた。


「く、くるな!私は領主だぞ!あっちへい・・・カピュ!」


ホブゴブリンが手にしていたこん棒を領主の頭上から振り下ろすと、領主はこん棒の重さとホブゴブリンの腕力に勝てずにそのまま肉塊となった。


町は物抜けの殻、活気のある町が今回ばかりは静かに時間を過ぎるのをまつばかりだった。一か所を覗いては・・・


「あぶー・・・ばぁ・・・きゃっきゃ!」


ただ一人ココがギルドの道の前をハイハイしながら誰もいない道を歩いている。みな自分が助かる事で精一杯で他人の事なんて余っていられない。避難場所である高台では母親と父親がココがいないことに気が付き町に駆け出した、町の向こうにはモンスターであろう巨大な土煙が立ち上がってるた。


「ちょ!あんたたち!どこ行くんだい!」


「娘が!」


「ッチ!あんたたち!いくよ!」


「へい!姉御!」


父親と母親の後姿を追うのは当時A冒険者だったリョウコだ、当時は冒険者としていろんな町やダンジョンを駆け回り自分たちのクラスをドンドン上に上げて行った。この時点でリョウコたちはもうじきSクラスになるんじゃないか?!とうわさされるくらいの実力者ではあったのだが…


両親とも火事場の馬鹿力からとでもいうのだろうか、全力で走るリョウコたちのパーティーをドンドン引きなして町に向かう。モンスターたちの土煙はもう町の目の前に来ていた、リョウコたちのパーティーの一員である諜報係のケニーがモンスターを確認する。


「姉御!ヤバいっすぜ!DランクからAランクの魔物がわんさかいやがらぁ!しかも数万の大群ですぜ!!俺たちも逃げないとヤバいっすぜ!」


「馬鹿野郎!あの二人を置いて逃げるわけにはいかないだろ!あんたは逃げ道の確保をしな!」


リョウコが叫ぶ。


「それからゴン!あんたはあの二人に追いついた瞬間に防御結界だよ!」


「へい!」


「私とジョーで攻撃してあの二人からモンスターの気を反らせるよ!」


「がってんでい!こりゃ大仕事だな!姉御、これが終わったらいっぱいおごってくだせぇよ?」


「一杯なんてケチなこと言わねぇよ!い~~~~~~~~~~~~~っぱいおごってやるよ!あんたたち!気合入れていいなよ!」


「「「おーーーーーーーーーっす!」」」


ケニー、ゴン、ジョーがリョウコの一声で各自担当の役割を果たすために行動に移す。

最初に町に着いたのはリョウコとジョーだった。正反対の町の入り口はもうすでにモンスターで埋め尽くされていた。この町のギルドは町の中心部に位置している、ココの両親は自分たちがどこに向かえばいいのかわかっているかのように路地を走り一直線にギルドに向かっていた、こんな時だから起こる奇跡なのかそれとも超感覚なのか理由話わからないが我が子のもとに一直線に道を間違いがなく向かっていく。そして・・


「ココ!ごめんね!一人にして!」


「すまんココ!さぁ一緒に!」


ココを見つけた二人は目の前に迫るモンスターの群れを目の当たりにすることになる、二人は一度向かい合い一度うなずくとココを抱き込むようにしてその場に母は座る。父は座った母の背中を守るように仁王立ちすると。二人ともココに向かって微笑んだ。


「ごめんなココ・・・父ちゃんな、ココがおっきくなって彼氏を家に連れてきたらココを任せられるか酒の飲み比べするつもりだったんだ。」


「いやぁね・・・ココが連れてきた彼氏ならそんな心配ないわよ。」


「そうだな・・・じゃぁあれだな孫たちに囲まれて静かな田舎町暮らすんだ。」


「いいわね、私としてはおばあちゃんになってココと一緒に日向ぼっこもしたいわ。」


「それ、俺もいるよな?」


「当り前じゃない、私たち・・・家族なんだから。」


「そうだよな・・・かぞく・・・だもん・・・な。」


「もう・・・大黒柱がなかないで・・・よ・・」


「だっで!だっでよぉ!」


「ゴゴにぞんながおみぜだらだめだよぉ!」


二人ともこの後の自分の運命を受け入れているかのように自分たちが夢見た未来を泣きながら語り合う。そして目の前にはすでにモンスターが目と鼻の先にいた。二人は目をつむり一言だけ言葉をのこした・・・


「「ココの生きる道に幸せが沢山ありますように・・・」」


リョウコたちは必死に追いかけたが結果間に合うことがなかった。リョウコたちが町に入ったときにはもうモンスターが町の中を駆け巡っていた、ギルドの前に少しだけぼんやりドーム状の光がみえリョウコはゴンの防御結界だとおもっいリョウコは撤退の合図を発煙筒を使い三人に知らせた。いくら弱いモンスターのほうが多いといえども数の暴力には逆らえない、全員が無事に撤退するとリョウコはゴンをほめまくった。


「ゴン!あんたマジいい仕事したよ!これであの二人も無事だね!しっかしあの数の魔物にも動じない防御結界なんていつの間に覚えたんだい!?」


「姉御すまねぇ・・・あの結界はおれのじゃねぇんだ。」


「なんだって?!じゃぁ誰が?!と、とにかくあそこに行くよ!」


リョウコたちは防御結界のところに向かってはしりだした。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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