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お題小説

エレベーター

作者: 水泡歌
掲載日:2021/05/15

ピーンポーン

「いらっしゃいませ、お客様。本日はどちらまでのご利用でしょうか?」


「……はい、かしこまりました。寿命がない国でございますね。ドアが閉まります。お気をつけくださいませ」


チーン

「お待たせいたしました。寿命がない国でございます。本日はご利用ありがとうございました。いってらっしゃいませ」



ピーンポーン

「いらっしゃいませ、お客様。本日はどちらまでのご利用でしょうか?」


「……はい、かしこまりました。働かなくていい国でございますね。ドアが閉まります。お気をつけくださいませ」


チーン

「お待たせいたしました。働かなくていい国でございます。本日はご利用ありがとうございました。いってらっしゃいませ」



ピーンポーン

「いらっしゃいませ、お客様。本日はどちらまでのご利用でしょうか?」


「……はい、かしこまりました。競争のない国でございますね。ドアが閉まります。お気をつけくださいませ」


チーン

「お待たせいたしました。競争のない国でございます。本日はご利用ありがとうございました。いってらっしゃいませ」



ピーンポーン

「いらっしゃいませ、お客様。本日はどちらまでのご利用でしょうか?」


「……はい、かしこまりました。天国でございますね。ドアが閉まります。お気をつけくださいませ」


チーン

「お待たせいたしました。天国でございます。本日はご利用ありがとうございました。いってらっしゃいませ」



ピーンポーン

「いらっしゃいませ、お客様。本日はどちらまでのご利用でしょうか?」


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― 新着の感想 ―
[良い点] 効果的なリフレインに、やり取りを限界まで削っていることで、お話に幾通りもの考察の余地を残していて、まずこのお話を書こうと思いついた作者様のアイディア、そして文才にものすごいものを感じました…
[良い点] 不思議なエレベーター…何処でも連れて行ってくれる? [一言] 笑うセールスマンの話を濃縮した感じですね。
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