↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/256

雨天のなかでの18day

 土砂降りの中をゾンビに向けて進む、雨はめんどくさいが、それによって音をかきけしてくれるので絶対に邪魔と言うわけではないが。

 紗枝の方を見る、バールを抜く、たった2体だ。同時に奇襲をかける。そう思いながら公園に足を踏み入れる。


  ビービービービー


 アラーム、それも足元から。罠だ。たぶんジャングルジムのやつらだ、だがその音を聴いてもそいつらは動かない、死んでいるのかもしれない。だが関係ない。ゾンビ2体くらいなら、一息で処理できる。だから突っ込む。アラームは鳴り止む。壊れたのかそう設定されているのかはしらない、が遅い、ゾンビどもはこちらに振り向いているが。


「それも遅い」


 もはや目の前、振りかぶり。

 ゾンビが腕を頭の前に、体はもう止まらない、振り。


「っ」


 バールが捕まれ。


「あ」


 横に放り投げられる。


「なたっ」


 雨に濡れ、泥にまみれながら、転がり衝撃を逃がす。バールは、武器は手放さない。


「紗枝っ」


 紗枝にそう叫びながら、紗枝の方を見るが、じりじりとゾンビは距離を進んでいくのがわかる。そこまで見れば、迷っている暇なんてすでになかった。腰のリボルバーを抜く。

 だがこちらに向かってくるゾンビはそれをも理解しているのか、腕で顔をかばう。


「くそっ」


 それでも狙いをつけ。雨水が邪魔だが、紗枝を守らなければならない。ここで外すことなんてできない。

 そんな覚悟が、いや当たり前となっていることが、腕の震えを押さえる。雨に遮られるはずの視界を維持する。気持ち的には雨水がすら見える。それほどまでに冷静だ、それほどまでに集中している。紗枝が銃を抜くのがわかる。そして。


       ダダン。


 ほぼ同時に弾丸が撃ち出された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。