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待ちの17day

 狩りの基本は待ちらしい、と言うわけで新しく作った、というよりも占領した建物でゆっくりと待つ。


「であなた、あれ見つけたら」

「捕らえて、獲物集めさせた上で、処理して、捨てる」


 それくらいしかしようがない、正直処分するだけでもいいのだが、定期的な収入とすると少しめんどくさいが加工する必要がある。

 ってそこまで考えてめんどくさい可能性に気がつく、声とかばれたら家まで訪ねられてしまうのではないかという恐怖だ。狩りするのは怖くもなんともないのだが、夜奇襲されたりするのはやってられない。かといってここは紗枝と俺の家であり、大切なところだ。今いる簡易基地みたいに簡単に破棄できるところではない。


「加工がめんどくさくなりそう」

「なら黙ってやれば」

「うーん、まあ状況応じて」


 カードを引く、レミの表情は変わらないのでジョーカーではない。


「おっ」


 ジョーカーを引いてしまう、暇なのでババ抜きをしているのだ、外の見張りは時間的に菜々美なので任せきっている。


「ほい」

「えい」


 ソラにカードを見せるとすぐに引く、ジョーカーを。


「うぐぅ」


 このメンバーでババ抜きを始めたときは大変だった、まず自分は紗枝の、紗枝は俺の、菜々美は俺と紗枝の、レミはソラで、ソラはレミにカードを引かせると、表情ですぐわかってしまうのだ、だがそれ以外だともはやなにも変わらずにカードを引き合うので判断は勘のみという高難易度になる。そんな感じなので誰かが抜けて順番が変わるだけでジョーカーを渡せなくなるのだ。まあそれはおいといて今回は問題なく勝てそうなので作戦を復習しておくとすると。

 まず声の主を捜索し、足を折り、腕を潰して戦闘不能にする。それからおはなしして、その後の処理はゾンビどもに任せるというのがプランの1だ。だがこちらが発見する前に他の生存者かゾンビに見つかり処理されてしまうと不味いが、そこはもはや運次第だ。一番不味いのは何事もなく帰してしまうことだが、それだけはなんとしても避けなければならない。


「はい」


 カードを引く、またジョーカー。引かせる、ハートの3。残り2枚なのだが、レミは。


「はい上がり」


 上がってしまい、カードを引かせるのが紗枝になる。これは不味い。だが投げ出すわけにも負けるわけにも。


「銃声っ」

「菜々美方向は」

「えっとあっち」


 カードを投げ捨て、菜々美が指した方向を見る、方向としてはマンションを左に見ると右側の住宅街から、意識を集中させると何発か聞こえるところから戦闘しているのか、処理しているのかは知らないがなにか銃を使わないといけない場面になっているらしい。


「よしじゃあ狩りに行くか」

「あなたカード投げ捨ててたけどこれ」


 紗枝がジョーカーを見せてくる。


「あなたの負けね」

「うっ」

「安心して私も手伝うから」


 懸けていたのは監視者、いつでも狩りができるように途切れた段階でジョーカーを持っていたのが負けと言うルールだったのでごまかそうとしたのだが、無理だった。


「ま、まぁいい狩りをするぞ」

「「「「おー」」」」

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