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食事と食料事情な2day

「ママっ」

「あなた、それに菜々美も」


 銃を突きつけたことで囮の警戒心を買ってしまっている中入り口にいる紗枝のところに戻ってくる。


「紗枝無事だったか」

「ええ、まあね」


 囮が1体足元に転がっている以外は問題ないだろう。


「ママこれは」

「菜々美だめよ触っちゃ」

「は~い」


 それにはあまり触れないことにする、正直興味はない。そんなこんなで外に出るために外を様子を見るのだがやはりゾンビが多い。見える限りだと100以上、正直切り抜けるのは難しそうだ。


「どうしようか」

「ここに一泊する」

「え~」


 一泊するのが一番いいのかもしれないが睨まれているのが少々面倒くさい。ついでに紗枝が別の方を見ると見られた方向にいる囮が少し引いているのがわかる。本当に何をしたんだろうか。


「無理矢理切り抜けるか」

「どうするの」

「音がするものなにかなかったっけ」

「えっとラジオか携帯しかないけど」

「ラジオ捨てるか」


 こんな場所で使えば拾いには来れないだろうが仕方ない。ラジオのおはようタイマーをセットして外に出る。


「お邪魔しました」


 と言って出てくるが睨まれたままであった。出てくると先程の爆発音によって離れていたゾンビが少しずつ戻ってきている。


「菜々美声出さないように」


 菜々美は頷く、まあ問題はないだろう。ラジオを窓の空いた車の中に置き、ボリュームを最大にする、そしてそのラジオから離れるとラジオが鳴り響く。そちらに群がり始めるゾンビ、その呻き声に反応して騒がしくなる駅。そしてそれを尻目にして駅を後にした。


◆◆◆◆◆◆


 やっとの思いで帰宅する。

「わ~ここがお家なの」

「そうよ」

「近所迷惑になるから静かにね」

「はーい」

 この建物は2LDKであり、玄関から入ると廊下がありその脇にトイレや風呂場等があり次にキッチンさらに奥にいくと和室と洋室がそれぞれ1つづつある。上から見ると不恰好なL字状みたいな感じだ。今は和室が寝室となり、洋室はリビングになっている。ついでに玄関の方は鍵が閉められ、出入り口がベランダとなっている。


「パパお腹すいた」


 そういえば水はまだ出るのだろうか、そこら辺を確かめながら調理することにしよう。


「待ってろよ今なんか作るから」


 そう言ってキッチンに立ち調理を始める。と言っても野菜は昨日結構使ってしまったので、今あるのは塩漬けきゅうりに冷凍庫にいれてあるお肉、それに常温保存が可能なじゃがいも、それに調味料等しかないので、じゃがいもとお肉しか入っていないカレーを作る。電気とガス、それに水はまだ来ているので調理は簡単だ。


「そのうちガスボンベとかとりいかないとなぁ」

「そうよね、あと水はどうするの」

「まだ生きてるけど来なくなったらどうにかしないとな」

「そうね」

「今日カレー、カレーなの」

「あんまり具材は入ってないけどね」

「パパの作ったカレーはじめて食べる」


 そんな感じで作ったカレー中辛を今ある材料すべてを大鍋にいれて作る。お米はその都度炊くことにしておく。カレーはともかくとしてお米は炊いてしまうと管理がめんどくさいからだ。


「これくらいの贅沢ぐらいしたいしな」


 とは言ってもお米は持って20日分ほどだし、カレーは4日も持てばいい方なので新しい食材を探さなくてはならないだろう。

 そんなことを思いながら盛り付ける。


「今日はカレーにキュウリの塩漬けです」

「やったー」

「明日のことは明日考えることにして食べたら洗って寝ましょうか」

「まあその前に電気は消しておかないとね」


 そうして2日目が過ぎていった。

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