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脱出用意するの15day

 爆発音。



「突入」


 気がついたときには、握られた拳銃、震える菜々美、駆け寄る紗枝、そして慎重が縮んだ敵が倒れている。


「クリア」

「クリア」

「クリア」


 立ち上がろうとするが力が入らない、自分の体が自分のものではないようだ。だがそれでも。


「あなた」


 タックル。


「おふっ」


 紗枝とはわかっていたのだが支えきれなく、変な音が漏れる。


「大丈夫、無事、無事」


 紗枝の方を見ると。


「お前こそ無事かよ」


 頭から血が、焦るが紗枝は落ち着いたように。


「ええちょっとぶつけただけだから」


 そこに4人の足音、今こられてもまだ武器はあるのだが構える必要はなかった。


「クリア、って無事か」

「狐」


 狐達がいたのだ、最近顔を合わせていなかったのだがこんなところにいたらしい。


「FOX4の射撃はこれが理由か」

「FOX1これどうします」


 狐達は敵に群がる、死体を何やらいじくり回そうとしているのだがどうでもいい。


「あとでこいつについて話を聞きたいが、今は離れるのが先決だろうな、立てるか」

「ああ」


 紗枝に抱きつかれ、少しやすんだので体力が回復しているので立ち上がることができる。だが立ち上がるときは狐の手を借りながらだが。


「あんたらなのにひどく消耗してなるな」

「こっちは超人じゃない、ただの愛妻家だよ」

「よかった、追い付いた、お姉さんこっちこっち」

「ソラこの人」

「大丈夫レミ、問題だったら殺すから」


 そこにレミとソラ、そして見知らぬ女が1人、それは不安そうにしている囮だったのだが、狐達を見ると泣き崩れる。


「助けに、来てくれたんですか、助けに」

「………………ああ、だが」

「逃げ出せるんですね、逃げ出せるんですよね、よかった、よかったよぅ」


 女はそのまま泣く、いつもなら放っておくのだが今回は狐達に任せる。


「ひとまずここは安全じゃ」

「安全なところを知っているんですか」


 囮は涙を拭く。


「よかった、あの皆さん、お礼というわけではないのですがこっちに来てもらえますか」

「えっああ、いいよな」

「今回はなにも言わない、もう武器が本当にない」


 ライフルは半ばから切られ、拳銃の弾も撃った。命あっての物種とは言うが確実に赤だった。だからせめてでも消費を押さえるために狐達についていくしかないのだ。


「ならFOX4合流しろ、それでどこに」

「逃げ出す先がわからなかったから使えなかった5tトラックがあるんです」

「FOX全員へ」

「なあ」

「「物資を調達だ」」


 なんとか黒字にできそうだった。

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