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頭がおかしい13day

 紗枝がおき、ベッドの脇に置かれたショットガンを抜くのと同時くらいだろうか。


「紗枝っ、ストップ」

「うるさいってしかたねぇだろっ」


 石井が懐から手榴弾をピンを抜き、取り出す。


「話を聞けっ、じゃないと自爆するぞ」

「あなた、どうするのこいつ頭おかしいよ」


 銃口の数は勝るのだが、勝ち目がない。自爆されたらいくらないんでも紗枝を守れない。紗枝だって同じなのだろう銃口は向けているが撃てそうな気配はなく。騒がしかったのだろう、目覚めた菜々美たちでもどうしようもない。


「頭がおかしいのはそっちだろ、なんだよこんな緊急事態に」


 石井いわく緊急事態らしいがそんな感じは全くない、なぜならここには囮かそうじゃないかはともかくとして動けるのが大勢いるのだ。そう伝えてやるのだが。


「大勢いる、そんなわけあるか大半は人を撃つ覚悟もないような駒だぞ、使える駒で考えたら向こうと同じか少ないくらいだ」

「なら使えるようにしとけよ」

「出来るか、前の時みたくここはゲームじゃないんだそう簡単に殺す覚悟なんてできるかよ」

「できなきゃ死ぬだけでしょ」


 そうできなければ死ぬだけだ、それがここでの、いやこの場での大元のルールだろう。


「わかるが、だが駒の消費は抑えたい、人手は管理が面倒だが使い道は多いからな」

「で、何でこっちに話を持ってくる」

「斎藤さんたちは動けない、あの人は殺せるけど優しいからな、それとそれなりに育てていたのも動けない。手持ちの駒は軍人だけだが、この駒は少ない、なら切れるだけ切るしかないだろ」

「切れるだけって」

「物資どれぐらいほしいんだ」


 目が本気だ、鬼気迫る目だ。


「早く言え、数少ない駒も失いそうなんだっ」

「はぁ」

「あなたお人好しよね、そういうところも好きなんだけどね」

「武器を」

「わかった、武器持ってこさせろ」


 そう石井が呼び掛けると。


「はい」


 窓の外から声がして、振り返ると。


「パパ、ママ、あれ」

「おおっ」


 紐で吊るされ、武器を構えた最上階の石井の部屋の前にいた女がいた。それが窓を開け、中に入り、持っている武器を渡してくる。


「L96狙撃銃、他の武器は随時放り込むそれでいいな、さっさとやれよ」


 と銃を渡されるのだが、使ったこともない銃を渡されても困るのだが。


「あなた、貸して」

「はい」


 紗枝に渡す、と彼女は窓枠により。撃つ。


「1」


 トリガーの上の変なレバーを引き、また構え撃つ。


「2」

「ママかっこいい」

「あなたどうする下にいく」

「紗枝援護よろしく」


 紗枝が使えるらしいので、紗枝に援護を任せ、拳銃とバールを持ち外へと走って向かう。

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