宗教的な12day
「神とは、死してなお蘇り我々を楽園につれていくものである」
円状になり何かを取り囲んでいる白服の20人。依頼を受けたあと教えてもらった建物では、入り口には誰もおらず、家捜しをしていたらそんな光景を目撃した。
「あなたあれ何してるのかな」
「さぁ」
弾は受け取ったので先手をとれ圧勝できるのだが、肝心のレミが震えてしまい、あの白服集団を眺めるはめになっているのだ。
「やめろ、やめてくれ」
「この者は神に捧ぐ生け贄であり、神が宿るよりしろである」
「おい聞こえないのかよ、こんな馬鹿げた真似は」
「そしてこれが神の血である」
白服集団の円の中にはリーダーのような男と椅子に座らせられ手錠をかけられた男がいてリーダーが注射器を取り出す。そのついでに囲まれている男を見るが、見たことのない男なので放置でいいだろう。
「この者に神の血を入れることで、我々の神への捧げ物とする」
「うおおおお」
「神よ、私たちをお救いください」
「神よ」
「撃てない、撃てないですよ」
レミの手は震えている。男の腕へと注射器が近づいていく。
「やめろ、やめてくれ、やめてくれよ頼むから、何でも用意するから頼む」
「ええあなたにはあの石井の首をとるチャンスを与えてくれたので他のものとは違い、神の血を授ける機会を与えたのです」
「そんなものを」
「これは名誉なことなのです、あの石井の首を取りに向かった者にも帰ってきた後に神の血を授けることになるでしょう」
「うおおおお」
「神よ」
「それともこのようなチャンスを捨て、また地下へと閉じ込められたいですか、なにもないあの場所へと」
そうして再度近づけようとする、まだレミの手は震えている。
「レミにやらせるなんて」
「ソラ私は」
「はぁ、なら躊躇いの消し方を教えてやろう」
教えることは一言だ。
「真ん中にいるのはソラだ」
その一言と共に、レミの銃が火を吹く。
「だか」
「教祖っ」
「教祖様っ」
「ソラ、大丈夫だからね」
やはり暴走する、それは楽だし悩まなくてもいいのだが、暴走は暴走だ。やはり理性的に殺さなければ終わったあとの罪悪感がひどい。そんなことを考えている内に白服集団の中に動くものはなくなり、レミはソラになだめられてい。ついでに自分もなぜか怒られる。ソラいわくレミを恐い状態にしないでとのことだが、これがレミの選択なのだ。それが嫌なら自分で殺すことを選択しろ。
「レミもう大丈夫だからね、大丈夫、大丈夫」
「ソラ私、私は、私は」
レミは震え、ソラはそれを慰める。だが白服のうちのひとりがまだ動き、拳銃を抜こうとしている。比較的殺しがでできるレミは気づいていない。紗枝も気づき、仕方なさそうにショットガンを構える。
「大丈夫、後ろから撃とうとしてるやつ何て居ないんだからね」
そう言うとソラはレミの持っている銃をとるとぶっぱなす。これも命中だ。
「あなたあの子」
「いやなんなんだろうね」
「ソラ私、ソラの事守れてるからね」
「うんわかるよ、レミ、だから無理にやって」
まあほっといておこう、弾も預けてあるしそう簡単には殺られはしないだろう。
「たっ助かったのか」
仕事に取りかかる、生き残った男を確認する。石井いわく外に出る者の顔写真は撮ってあるらしい。その写真と見比べる。すぐにわかる。
「あっうん紗枝」
「この弾別請求できないかな」
そういうが早いが椅子と手錠を繋いでる箇所を撃ち抜く。
「ママ、かっこいい」
「そう、あなたはどう思う」
「いつもかっこいいよ」
「でしょっ、けどかわいいの方がいいかな」
男は理解できないのか、動きを止めるが、手錠が外れたことは理解したのか手を動かし喜ぶ。それはいいのだが、他のがどこにつれていかれたかを調べなくてはならない。このホール付きの公民館を。




