訓練する9day
トランプするのにも飽きたので、なんか増えたやつらも使えるように訓練しておこうと思ったのはお昼を過ぎた頃になってだった。やはりそのときも静かだ。なので広い空間がある地下駐車場に行くとそこには狐達がおり、なんだか知らないが6人相手にした特別訓練を行うことになった。
本当に何でだろう。
「じゃあ訓練するけどさなに教えればいいのさ」
まあまずはゾンビに関してだ。
「ゾンビについてだけど大抵は音に反応する、んで頭を潰せば死ぬ」
「他には」
「殺す方法だけわかればいいじゃん、他は知らない、噛まれたらそのうちゾンビ化するから、噛まれたら即殺すべき」
本当にそれだけだ。
「だから動くときは音をたてない、殺すときは最小限の音で一撃必殺で」
「だから接近武器なのか」
「ついでに銃で殺すとしたら頭をぶち抜けば死ぬ」
まあ他にも定番の燃やしたりは試したことないし、呼吸してるかどうかも知らないので話さない。と言うか試したいやつが試せばいいのだ。
「なにか質問は」
誰も手をあげる人はいない。
「じゃあ次、人間」
「待て」
「待たない、人間、聴覚、視覚、嗅覚なんで追い詰めてくる強敵。けどまあこれらは痛覚が存在するから無力化できるかもしれないけど、めんどくさいから殺した方が早い、まあ話が通じるのもいるので殺さなくてもいいかもしれないけど、変に知恵が回るから騙し討ちをしてくるかもしれないから注意」
人間相手は正直めんどくさいが、向こうに覚悟がなかったりするとゾンビより相手取るのが楽だ。
「罪悪感は」
「紗枝と菜々美を守れるならなんでもする、質問はそれだけ。なら話を続けるけど、殺し方はゾンビと一緒だけどゾンビより知恵があるし、戦力差を把握できるのでなにもしなくともどうにかできるときがある。これも殺すときは一撃必殺を心がけるように、それとこれはゾンビの時も一緒だけど仕留められるときは仕留めておいた方がいい」
説明することはこれくらいだ、あとは体を動かし、武器になれた方がいい。だが問題は増えた分の装備だ。バールなんかは使いづらいし、かといって銃を持たせたくない。勝手に撃たれるとめんどくさいからだ。そこまで考えて思う、何で増えた分の事まで考えなくてはならないのだろうか、使えずに死ぬならそれまでの事だろう。と言うわけで余っていた金属バットを渡し、使わせることにする。
それを眺めながら明日の計画を練る、やることと言えば食料の確保だ、そして明日は10日目ヘリが来る日だ。とそこまで考えて今日なぜ静かなのか思い至る。明日ヘリに乗れると信じ体を休めているのだろう。どうせほとんどが乗れないだろうが。
「荒れそうだな、明日は」
そんな予感がしていた。




