襲撃計画する7day
「なんで私がこんなことを」
「紗枝のせいだろ」
「あなたが浮気するからよ」
「だから」
血から引き上げた狐は頭部強打により裂傷があり、出血していた。それを紗枝が消毒し縛り付ける。
「はい終わり」
「手際がいいんだな」
「私、看護師」
「そうか」
「けど夫以外見る気はないの、今日は、その、浮気してみた」
「お前だってしてんじゃないかよ」
「あなたから始めたんでしょ」
今日紗枝と会話をすると喧嘩じみた口調になってしまうのは、俺が悪いのだろう、後で謝っておかないと。
「けど痛み止が数少ないから」
「痛み止、モルヒネとかか」
「紗枝モルヒネって」
「麻酔、あっあなたは大丈夫、あなたが怪我することないんだから」
「なら紗枝だって」
「そこの2人はいいとして、モルヒネか」
紗枝とふたりでどちらか大切かを言い合う、さっきまで喧嘩していたがあまり気にしないで欲しい、大抵こうなのだ。
そうして狐達は何かを話し合う、そして何かを決めたかのようにこちらを向く。
「病院を制圧したい」
「なら俺だって紗枝、んっ」
「私だってあなた、えっ」
いきなり話を振られたので聞いていなかったのでもう一度たずねてみる。
「えっと」
「病院を制圧する、もしくは病院に行った仲間と合流する」
「まあいかないといけないとは思ってたけどさ、仲間って」
病院にはいつかいかないといけないとは思っていたのだが、こんなに早くなるとは思わなかった。
「GOLF隊の目的地点がそこになっていたからな」
「はぁ」
「GOLF隊と合流できたらいろんな物資を引き渡せるはずだ」
「乗った」
「斎藤」
斎藤が飛び込んでくる、いつの間にか見ていたようだ。
「いやぁ引っ越ししてきたけどさ、部屋のなかになにもないから、なんでもいいから手に入れときたいし」
「これで4人」
「紗枝どうしようか」
「いつか行かないとは思ってたなら早めに行った方がいいよ」
「だけどなぁ」
「パパ、ママまた出掛けるの」
「いや」
「いやだけど、狐さん怪我してるんだよね。怪我してるなら治してあげようよ」
「菜々美は優しいなぁ」
菜々美から許可も降りたことだし。
「紗枝は」
「当たり前あなたに着いていく」
「これで6人か」
6人の内訳はこうだ、狐が3人、斎藤、それに自分達だ。
「えっといくに当たって、まずはその銃置いてかないと」
「何でか聞いてもいいか」
行くのはいいが、いくに当たって不安要素は外したい。斎藤は安心できるのだが、問題は狐だ、というより銃だ。
「殺しにいく訳じゃないし」
銃は音をたてる、確かマガジンと言うものに30発も弾が入ると言うが、銃声はそれ以上の敵を集めてしまう。
それに銃のサイズも問題だ、ちっちゃい拳銃なんかはいいのだが大きくなるとどこかにぶつけ、不必要な音をたててしまう恐れがある。それもまた敵を集める。
かと言って何も持たないと武器なしで敵には勝てないわけで、スコップなどを使用しているのだが。
「そうかFOX3武器を置け、5はそれだけは持っていけ」
「了解」
「了解」
「まあ1丁だけならいいか」
「ならあなた、あれを囮にできる手段はないかな」
「まあそれはそれで考えておこう」
と言うわけで今回持ち込むのは、狐から提供された拳銃、名前はUSPと言うらしい、それとトランシーバー、さらに自分達が提供したスコップにバールにちょっと長めのバール、それと斎藤が持ってきた金属バット、それと。
「これはMINIMIだ」
大きな銃、もし囲まれたらそれを囮にしよう。銃声なら響き渡り便利だろう。
「それで作戦は」
「えっ」
「えっと地図はこんな感じよあなた」
そうして紗枝が病室の地図を書き込んでいく、10階建ての建物でT字になっており、たて棒の方に階段やらエレベーターがあり、横棒に病室やら看護師室などがある。さらに言えば1階、2階は検査室など中心であり、薬剤室は4階にあるのだが。
「そっちの方の鍵は電子ロック」
「パスカードは」
「あなた安心してある」
「おおっ」
「問題はそれだけじゃない、GOLFはどこにいると思う」
「しらない」
病室の説明は続く、病室は5階以上に各14部屋ずつそして横棒の端には非常用の階段が。そして各看護師室にはなぜかショットガンがあったらしい。
「さてとどうやって侵入するかだ」
「えっ正面から」
「そうねそれが早い」
「へっ」
「けど戦闘してたら」
「それでも正面からいくよ、裏口とかめんどくさいし」
「まてゾンビどもは」
「ゾンビには無音で対応すればいいし、もし敵がいたらゾンビどもを盾にして離脱しよう」
そこまで決めたら後はいくだけだ。
「何も決まってないんだが」
「こいつらはなんなんだ」
「じゃっ、いってきます」
「いってらっしゃいパパ、ママ」




