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ちょっとだけまとめる7day

 時にはまとめなければならない、だがまとめていても使えなければ意味がない


「こちらGOLF3なんなんだこいつらは」

「CHARLIE1が食われてる、HQ応答してくれHQ」

「ALFA隊ALFA5を残し全滅、後退指示を」

「ヘリを奪いに民間人が、何でだくそっ」

「早く後退指示を早く、ヘリ、来るなっ来るんじゃない、来るんじゃねぇよ、う」

「こちらGOLF1囲まれた、我々はもうダメだこの通信がHQに届いていることを願う………………………………………………………………」


 通信はすべてこちらに集まる、なのでこのように全滅するまでの過程が丸分かりなのだ。しかも至るところにある監視カメラはすべてこちらに情報を送っているので、映像もバッチリだ。

 救助ヘリに乗り込んでいた軍隊はベータとフォックスの9人を除き全滅させた、中でもデルタはヘリを強奪しようとしていた被験者達とやりあい全滅したのだからお笑い草だ。


「これが生物兵器の力か」

「ええ」

「軍でもやくにたたないとわな」


 うんよく生き残ったベータとフォックスはどちらもシミュレーターの生き残りとうんよく遭遇していた。


「石井と斎藤か」


 石井はシミュレーターの際ホテルを制圧後参加者の一部を組織化、我々はホテル派と呼んでいた組織だ、組織を指揮しラジオ局を制圧、緊急展開用車両部隊を組織、そして最後の方には軍事基地をモチーフにした施設を制圧しほぼ最終日まで組織を維持する。という漫画などに居そうな優秀な司令官型の男だ。

 斎藤はホテル派に属しており、裏方ではあるがホテル派生存の依頼をこなし続け、ホテル派の中で荒れた仕事以外はあいつらに任せておけと言う地位まで至る。


「他には小林、細谷」


 このふたりはまさに主人公と言う立ち位置だった。小林健児と細谷舞。ふたりは様々な困難を乗り越え生還する。被害は大きかったがホームセンター脱出戦でこちらの予想をはるかに上回る60%生存やら逃げ込んだ建物にて5日ほど生き抜き、そしてこちらがわざと残した情報を一部掴んだりと、優秀な成績を残した生存者だ。その姿は他人を鼓舞し、他人のために泣け、そして他人のために戦える学生だ。

 この二人も参加していて、かつこの二人を殺すことも目標のうちのひとつだが、偽の情報とはいえ中途半端に事実を書いていたのでなかなか尻尾をつかませない。


「そして井上と近藤、いや二人とも今は井上らしいな」


 そして最後の二人は化け物だ、何せシミュレーター中誰よりも早く人を殺し、そしてほとんどの人物に関わらず自分達の生存にのみ全力を尽くした二人だ。

 この二人がシミュレーターに与えた影響は少ないが、戦闘能力が高すぎだ、ゾンビの頭を潰し、人の首を切り、そして何をするにもためらわない。まるで虫を扱うかのように生き延びる。そして最後の最後に噛まれ、シミュレーターによって死ぬほどの痛覚データを送り込んだのだが、それにも耐え、その上体を撃たれたが今回参加したようなのだが、何度もカメラに映りゾンビを送り込んだのだがなにかを察したのか逃げられてしまっている。


「だがまあゲームは始まったばかりだ、視聴者を楽しませてくれ」





 昨日はなにも手に入れられなかった、と言っても缶詰くらいしか消費していないしまだなんとかなる。その前にどれくらいなんとかなるのか把握しなければならないだろう。


「まずは武器のチェックをしよう」

「鉄砲の弾が7発あるよ」

「それにショットガンの弾が10発」

「それとスコップとバールに鞘付き包丁が2本か」


 近接武器はおいておくとして、銃の弾は欲しい、あればあるだけ困らないからだ。とはいってもどこで入手できだろうか。


「次にその他装備品」

「リュックサック3つにラジオ1つ、携帯が2つ」

「それと菜々美の防犯ブザーがひとつ」

「後は服か」


 これはまだ大丈夫だ、囮用の音が出るものが何個かあるし。だが基本そういったものは使い捨てだから手に入れておきたい。


「で最後に食べ物」

「缶詰が30個もあるよ」

「お米が5kg位しかない」

「野菜は全滅、けど家庭菜園が2日目だから後23日後食べられるようになるぞ」


 だが缶詰30に米5kgだとするとお米は1人1日1合食べるとしたら10日ほど、缶詰は1人1日2個食べるとしてこちらも10日ほど。つまりは食料の入手が最重要になってくると言うわけだ。


「けどあなた携帯用のガスコンロも入手しないと」

「そうだよな、いつ電気が止まるかわからないし」


 止まってしまえば調理できなくなる、それは避けたいので調理できるなにかを手に入れるのも頑張らなくてはならない。

 まあ要するにだ。


「なにかを拾いにいかないとな」

「そうね」

「そうだね」


 と言うわけで今日からの方針が決まった。と言っても前と同じだが。使えるものを拾いにいく、だ。

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