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プロローグ的な2day

新しく始めました

至らぬ点が多いでしょうか温かい目で読んでいただきたいです

 状況を整理しろ、判断しろ、そして立ち向かえ。

 そう言ってくれたのは誰だっただろうか。


「実験は始まった」


 会場が盛り上がる、ネットに流した高級有料サイトも盛り上がる。始まってしまったら止まれない後は状況を整理してこちらに有利な情報を判断して、そしてスポンサー、購入希望予定者に立ち向かうだけだ。







 ガラスに自分の顔が写る、平凡な顔つき、黒い短髪、特に夢ではないのだが、このピリピリとした久しぶりな感覚だ、息を潜め、武器を握り、別の部屋においたラジオの音に耳を研ぎ澄ませる。

 なぜこんなことが起きたんだろう、飛び降りることはできないマンションの5階。なぜか入っていた拳銃と聞き覚えがあるような陽気な声を延々と流すラジオ。ラジオは繰り返し訴える。


「さあゲームを再開しようか、もしくははじめてかもしれないけど、あははははははははははははははははははははははははは………………………この放送は何度でも繰り返すよ、ああ安心してしかるべき施設にいけばこの周波数を乗っ取って有意義な放送ができるからあははははははははははははははははははははははははははは」


 銃を握りしめる、ここは銃刀法があるのにあり得ない装備、見覚えがある町並みと見覚えがない壁、ここは大きくもなければ小さくもないそれなりの町、駅のそばにいけば商店街が広がり、そこから離れれば田んぼが広がるようなのどかな町。

 なんと言うか心の傷を癒すには都合のいい町だ。そう都合がよかった。


「あはははははははははははははははははははははははははは、どうしてだって実験だよ実験。分かりやすいようにゲームにしてね、ああ安心して脱出する手段は簡単だ感染者の菌は50日間で死滅するようにできているからそれまで生き残る、もしくは5日毎にくるヘリに乗る以上だよあはははははははははははははははははははははははははは」


 都合のいいゲーム、実験、だが現実だ。左の薬指につけた指輪に触れる。式はあげていない、単純にお金がなかった。

 呻き声がする、たった1日で阿鼻叫喚の地獄に早変わりだ。その1日目に何が起こったかを思い出さなければならないだろう。

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