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華と紅蓮  作者: 白木
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変化

「そうだ。彼がこの先この血統で、彼の目標であるGN1200キロを戻らせるには、幾多の鳩達を失わねばならない。なら、ここで2、3年のブランクがあったとしても新しい血統をテストしたい・・と。それは、以前より彼も研究していて、ある程度の目星は既についていると言う事だった」

「へえっ!」

「彼のような競翔家なんてどこを探しても居ないよ。競翔とは鳩を淘汰する場では無い。いかに多くの鳩を戻らせる事が、彼にとっての競翔なんだと。その言葉を聞いて、わしは目から鱗が落ちたよ。それは彼の生涯の師である川上氏の一貫した考えだと言うから、更に驚いた。天才的競翔家の香月博士、徹底した厳選能力主義の磯川鳩舎、緻密なデータ重視の管理主義である佐野鳩舎、何と言っても、日本一の血統白川系を使翔する川上鳩舎の中にあって、彼のような微塵の汚れも無い愛鳩家は初めてだった。いかに鳩をよく知り、観察しているか。わしは遥かに年下であっても、尊敬に価する人物だと思う」

「・・・凄い方ね・・浦部さんて。なら、今の香山連合会の気質にまさにぴったりでしょう」

「聞いた・・川中会長以下、香山連合会はいかに少ない参加羽数であっても、会員が競翔をどう楽しめるかを主眼にしていると聞いた。だから、喜んで浦部君は、山川君に秘蔵である源鳩の血筋を放出したんだよ」

「浦部さん秘蔵の源鳩の血筋ですって?」


 美里は驚いた。

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