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変化
「ほう・・実に変った鳩だ。筋肉は少し硬いが、何と・・主翼の4枚が長いな、少し。副翼も幅が広くて、わしも初めて触る血統だ」
伯父が美里に振り向いた。
「・・選手鳩は今飛び出て行ったが1羽しか見えん・・他には?」
「今は一羽だけよ」
「競翔で残らなかったのか?」
「全部で3羽しか競翔鳩は居なかったの。今触った2羽は400キロ2回でストックしたのよ。選手鳩は1羽で、今年地区Nを記録しているわ」
「何と・・3羽きりか?」
「ええ」
「・・なあ・・美里。お前が鳩を飼い始めたのは、わしの家での影響もあるのか?」
「・・小さくないわよ、影響は。一日中鳩小屋を見てた事もあったから」
「そうだったよな、お前が遊ぶのはまだ子犬だったメリーの親であるロンと、鳩だった」
懐かしそうな眼で伯父は美里を見詰めた。少し視線を外して、美里が
「伯父さん、奥に戻る?」
「あ・・ああ」




