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華と紅蓮  作者: 白木
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変化

 それから暫くして、美里の種鳩交配が成功し、仲良く2番がほぼ同時に抱卵を始めた。両源鳩もペアが変れば、年齢的に言っても、まだ作出は充分可能だ。この交配後ペアリングを試みようと考えている。そんな折り、山川の話にも登場した河原市の*花川達治、美佐子の伯父夫婦が突然やって来た。母親の墓参りが主であったらしいが、母親亡き後、仕事に忙しい哲茂に代わり親代わりとして面倒見てくれた伯父夫婦であった。

 美里が競翔鳩を飼い出したのも、幼少の頃、伯父の家で眺めてきた鳩の影響が少なくは無かった。少しずつ・・美里の過去が明らかになろうとしている。


「どうだ、元気にしているか?」


 会社を経営している伯父は、最近は忙しくて、3年ぶりの訪問であった。勿論電話等は頻繁に掛かって来ていたが・・。


「はい。伯父さん、伯母さんも元気そうで」


 美里が麦茶を出して来ると、


「哲茂は今日も仕事か?」


*清治の能力

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