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変化
「駄目・・秋は間に合わないから、参加しない」
「何だ・・がっかりだなあ。でも、春には間に合うんだろ?」
「ええ、春には私も過去最高羽数の参加予定よ。10羽近くになると思うけど(この時点では交配に成功して、ようやく卵を得られそうな状況。最終的には春は8羽の参加になる)ね」
「じゃ、種鳩が決まったんだ、良かったね」
「まあ・・結果は分からないけど」
「ヤマさんも参加羽数多くなるだろうからから、勝負するよ、俺」
瀬山が、何故急に山川を意識し出したのか美里には分からなかったが、
「ヤマさん・・?あの人は秋は参加しないと思うわよ」
「えっ!何で?・・それに、何で花ちゃんがそんな事知ってるの?」
瀬山が驚く。
「直接聞いたから、ヤマさんに」
「じゃあ、2週間前に大山川の橋付近でヤマさんとデートしてたって話本当?その時聞いたのかい?」
「デートって・・そんなんじゃないわよ。でも、そんな話どこから?」
美里は眉をひそめた。




