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変化
「えっ?」
「花ちゃんの家に行った時も言ったけど。花ちゃんの所の血統には、在来系の交配が良いと思うんだ。種鳩候補が決まって無いんだったら、試し腹って事で良いからさ。」
「でも・・その血統は今春ヤマさんが・・」
美里はその申し出に躊躇していた。
「いや・・今春の血統とは違うんだ。ちょっと変った血筋でね、俺の叔父が和歌山で競翔してるんだけど、何と言うか、主翼の4枚が長くてね、副翼が13枚あるんだ。何故か、この一群が凄く成績が良くてね。2羽、雌雄を貰って来たんだけど、俺の所では現在交配する候補が居なくて・・と言うか、現在の選手鳩に作出している種鳩は、ある鳩舎からの預かり見たいなもので、来春に結果が出たら皆にも公表するつもりで居るんだけど・・手答えは掴んでいる」
「・・でも、何で私に?」
「君が熱心だからさ、鳩に対して真直ぐだから」
「私なんか・・」
美里が否定するが、
「花ちゃん、君は自分の競翔家としての手腕を自覚してないよ」
山川が、少し微笑みながら美里に向かって言う。




