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変化
「それなら・・俺のライバルはヤマさんだ」
瀬山が言う。
「まあ・・」
美里が瀬山の顔を見る。互いに連合会の中堅であっても、今の瀬山と山川では、経験も実績も違う筈・・そう思った。しかし、若槻はにやっと笑い、
「そう、そう!その意気だ」
会話は続いて、帰り道・・途中まで送ると言う瀬山と歩きながら美里が言う。
「ねえ・・瀬山君て、ヤマさんの弟子じゃ無かったっけ?」
「弟子・・と言うと、俺はいつまでもヤマさんを超えられないじゃないか」
「まあ・・考え方は色々あるでしょうけど・・」
美里は、こう答えると、
「花ちゃん!」
瀬山が美里の両肩を掴んだ。そして、
「俺は、花ちゃんが好きだ!付き合ってくれないか?」
美里は困惑した。




