表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華と紅蓮  作者: 白木
34/361

変化

 香山連合会は、大きなその伝統として、いかに粘り強く、後日帰りも出来るような血統を好んで使翔して来たのだと言う事だ。葉山の強豪と言われる所以は、昨年96羽のスタートで、彼は長距離の1300キロレースまで参加しているが、失踪鳩僅かに10羽と言う素晴らしい帰還率を誇る鳩舎なのだ。いかに鳩を落伍させないか。競翔を楽しむ事が出来るのか。知り抜いたエキスパートと言える。その伝統を持ってして、卓越した手腕と、稀に見る選鳩眼の確かさで、葉山鳩舎の現在がある。だから、葉山鳩舎はシオン系なのである。古来から輸入されて、日本の風土に適し、又香山連合会の地形にも順応した血統だから。

 美里が世界の銘血と呼ばれるオペル系を導入しても、この地区には何の実績も無い。それを周囲が心配しながら眺めている図がそこにある。

 競翔を順位の羅列と捉える者は多い。しかし、その鳩の血統を見比べるとしたら、一斉に管理放鳩される委託鳩舎で試せば良いだけの事。そこでは明らかに優劣がつく筈だ。

 地方には地方の、又香山連合会にはそう言う伝統があって脈々と継がれているのだ。

 美里は何か分からぬが、そう言うものを確かに感じつつあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ