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華と紅蓮  作者: 白木
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競翔

「でも・・連合会の一般の集計も大変でしょ?ヤマさんと他に誰が?」

「ああ、今年から脇君が審査員の資格を取ったので、手伝って貰えるようになった」

「そう・・でも、まだまだ人も少ないから大変よねえ・・」

「全くだ・」


 山川はそう言いながら少し曇った表情になった。その意味を美里が知るのは、もう少し経ってからであった。

 実は、この300キロレース、葉山の言葉を参考にした者が少なくなかった。通常であるなら、春の序盤の花形レース300キロ合同杯レースに参加羽数を多く割くのが当然だ。だが、ある者は極端に参加羽数が減り、ある者は合同杯に集中し、中には不参加の者も居た。ちなみに瀬山は合同杯に全鳩を参加。葉山は、3分の1程度の参加羽数だった。恐らく先日の夜の参加者は、葉山理論を肯定する者が圧倒的だろう。又どこからかその情報を仕入れている者も居るだろうが、敢えてその中には否定する者も居るかも知れない。瀬山は52羽を参加させていた。彼が否定派かどうかは定かでは無いが、殆ど昨秋と同じパターンのようにも傍目には見える。美里は200キロ優勝の一羽と、その兄弟鳩2羽の3羽を参加させている。

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