表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華と紅蓮  作者: 白木
179/361

競翔

「自分から、こう言うのはおこがましいが・・そう考えている。足の速い者、持久力のある者。体力に自信のある者、状況判断力に優れる者。頭脳が明晰な者。人間だって、鳩だって同じ事だ。そして、それを天才的な洞察力と、類稀なる手腕で見抜き、個々の鳩の資質に合わせた競翔をしたのが*香月博士であり、磯川先生は、真似が出来なかったーーと。そしてシオン系を放出したのは、東神原連合会にはこの頃独自の帰舎ルートが白川博士によって確立されて居て、その中で、川上系の存在はとても大きく、この源鳩達をこの地区に順応させるには、幾世代も改良が必要で、若い自分には待てなかったと。香月博士が現れ、それまでの常識な競翔の考え方そのものを全く違う視点から打破して、新競翔スタイルが出て来るまでの間、思考錯誤の毎日であった。そして、その改良を自分(葉山)に託せて良かった、と礼を言われたんです」

「・・ううむ・・磯川氏は強気一辺倒の競翔家と聞いているが、その当時は15、6歳だろう・・そんな事を既に考えて競翔をしていたと言うのか?」


 内山が唸った。


「そうです。確かに香月博士は大天才ですが、磯川先生も天才と称される競翔家ですよ。私の目からその時、鱗が落ちた気がしたんです」


*白い雲他、


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ