表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華と紅蓮  作者: 白木
151/361

競翔

「今、俺が持ってる情報だと、殆どの鳩舎が7時10分頃前後で、それが優勝争いだって言う事だよ。うわ・・今から確認とって又電話するね!」


 山川が慌てて電話を切った。まさか・・ねえ・・美里は鳩舎を見回した。どの鳩も平然として餌をついばんで居た。内山からも電話が入った。内山は近距離はタイムをしないので、美里の所が全鳩帰還してると言う事で、タイムの事は全く聞かずに電話を切った。

 そして、9時過ぎてから少し遅めの朝食を取っていた美里に、又電話が鳴った。山川からの電話だった。


「花ちゃん・・君・・優勝してるよ。きっと。葉山さんの所でも7時5分だそうだよ、一番手が。瀬山も早いらしいけど、その前後だ。ありゃあ・・今春は内山さんに花ちゃんが良く色々聞いてたから、俺も全く君の鳩は見て無かった。」

「いえいえ・・アドバイスはちゃんと頂いたわよ。でも・・優勝って・・・うふふ、有り得ないって感じよ」


 美里は全く実感が無いので、冗談だろうと笑った。


「まあ・・全部の鳩舎の情報を聞いた訳じゃ無いけどね。でも、ダントツで早いのは間違い無いよ」


 山川がそう言って又電話を切った。又電話が鳴った。瀬山からだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ