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華と紅蓮  作者: 白木
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競翔

「そうっすよ!瀬山さんその意気っすよ!」


 ある程度、この香山連合会は川中、内山、葉山、山川を中心とする保守派であるメンバーが大きなトラブルも無く、これまでまとめて来た。しかし、急進派と称しその競翔の意義を問わんとする瀬山を中心とする若手が現れた。

 美里にとって、競翔とは自分の生き様を見つける事。瀬山の競翔を否定する考えは無いが、山川の考えを肯定する意見も無かった。

 そして・・結果は出た。500キロ郵政杯は、この秋レース最悪の天候に遭遇し、連合会で556羽参加中当日帰還78羽と言う非常に悪い結果となった。その中にあって、今秋一度も優勝の無かった葉山鳩舎が分速876・541メートルで優勝。10位内に7羽入賞させると言う圧勝。しかし、瀬山も4位に1羽を入賞させていた。


「やっと今秋優勝したなあ」


 葉山の隣に内山が居た。葉山はしかし、涼しい顔で平然としていた。


「はは・・。そうですね」

「翌日帰還を含めて、記録は278羽だ。葉山君は何羽参加なんだ?」

「10羽です。8羽当日帰還しました」

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