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第二話:暇

死神は、百人まであと少しと云うことに気が付いた。

そして、死に行く者がどのようにして生まれるのかを一人に対して一週間ほど観察することにした。

「今回は…邑井ともえ…18歳♀」死神は、邑井の元へ向かった。


「えっとーじゃあ邑井さん答えて」教師が黒板の前を譲る。

カッカッカカカ─

邑井が黒板にスラスラと書いていく。

「うむ。正解だ」簡単すぎて退屈な授業。塾で習っているから別に授業を受けなくてもわかるし塾の方がわかりやすくやってくれる。だから、私は、授業中適当に暇つぶしをしている。

出会い系サイト 最近バカなオッサンを捕まえた。

そいつは、会う度におこづかいをくれる。別に金に困っている訳じゃない 暇だから。

 

「久美ちゃん何か欲しいものないかい?」全くバカなオッサンだ。本名なんか教える気もない。

オッサンは、結婚していて子供もいるらしい。確か私よりも年上で家を出たとか云っていたな。

「別にない」いつも同じことを聞いてくる。私を娘だと思っているのか?

 

いつも通りつまらない学校 爆発とかしたら楽しいだろうか…。そんな事で捕まっても面白くない。私は、事件が起こることを祈った。

 

「久美ちゃん何か欲しいものない?」また同じ台詞。私だけ時間が輪廻しているのでは、ないかと云う錯覚に陥りそうになる。


 

「つまらない…」そんな台詞を吐いた所で世界が変わる訳じゃない。

 

「久美ちゃん何か欲しいものない?」やっぱり同じ台詞。でも少し違った。

「おい…オッサン」ガラの悪い男が四人声をかけてきた。

「なっ…なんですか?」オッサンがオドオドしながら返事する。

「俺の女に何しとん?」一人が云う。え…?誰…?私は、驚いたが展開が気になり黙っていた。

「くっ…久美ちゃん?」恐る恐るこちらを向く。

「…」私は、どんな顔をしているだろうか。驚いた顔?それともいつも通りの顔?どうでもいい。

「おい!!こっちむけやオッサン!!」一人がオッサンに向かって云いはなつ。

「ひぃっ…」逃げた…。まぁ当然か 他人の為に自ら犠牲になる奴なんてテレビの中の話だし。

「大丈夫?久美ちゃん」真ん中の男が近寄ってくる。

「…」私は、久美ですらない。

「どうしたん?怖かったんか?」手を取ろうとしてきたので一歩引いた。

「お前助けてやったんに逃げるんか!!」左側にいた奴が突然キレだした。

「まぁまぁ落ち着け。ほら脅えちゃってるじゃんか」

「久美ちゃん今からさー俺らと遊ばない?」断っても無理矢理連れていかれそうな云い方だ。どうでもイィ。

「ささっ行こうかーこの下だよ」路地裏にある階段。下は暗くてよく見えない。

「帰ります…」私は、帰ろうとするが、腕を掴まれた。

「痛っ…」

「ごめんごめん…でも、ここで帰っちゃうならもっと痛くなるよ?」脅しだ。ハッタリだろう。

「…」私は、頷いて従うふりをした。逃げ出す為に

そして、階段を降りる。部屋に入ると変な臭いがした。それに、暗くてよくわからない。

「ささっ久美ちゃん座ってー」私は、云われるがままに従う。

「久美ちゃんに飲み物出してー」誰かが飲み物を持ってきて私の前に置いた。多分 酒だろう。

「さぁさぁ飲んじゃって平気ー度数は、弱いからさ」

しょうがないから飲んだ。私は、お酒強いから平気。

「あ…れ…?」軽いのに…何でか目が…。その時 部屋の灯りがついた。そして、倒れる瞬間に見てしまった…。切断された人間を…。


「逝きましょう…」今回は、事故や自殺と違い 回復出来ない。死神は、逝きましょうと云う他なかった。

「待って…私は、少しだけ…」ともえは、そう云って死神から離れた。こう云うケースは、珍しくない。殺された人間が『まだ死んでいない』と云ってその場に残る。今回は、死んだ事を認めながらも残るようだった。

少しだけ気になったのは、ともえが死神から離れる時の目が…。

「次に行かないと」死神は、そう呟き新たな死者の元へと向かった。


支離滅裂。日にちをあけて書いてますので設定も忘れてしまいます。文章が変なのは、ご愛嬌と云う事には、なりませんか?…ならないですよね(笑

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