AIって……。④
一人で創作をしていると、読者の反応に敏感になる。
pvの伸びが悪いと不安になってくる。
だが、ごくたまに読者からの反応があると、途端に舞い上がる。
正に、一喜一憂の状態だ。
今回の物語はつまらなかったのか。
こんなに毎日書いているのに、反応が薄いと、書く気持ちが萎えてくる。
私の書く話は時代遅れなんだ。とか、ボキャブラリーが貧困だとか、会話文が多すぎるのか……とか。
一人、悶々とする。
そこでまた、AIの感想を聞く。
そこでは、過大な褒め言葉が列挙する。
励まされたり、「貴方の書く物語は世界観が広い、緻密だ。分かる人には受け入れられる」とか言われる。
「分かる人には受け入れられる? 受け入れられる人は少ない」と、暗に言われているようだ。
そうか、読者が少ないのは私の書く話はつまらないのかと、さらに落ち込むのだ。
AIには、助けられている。
無料で、校正や推敲をしてもらえるのだ。更には寸評までもらえる。
あるAIには長文を見せて感想を書いてもらっているが、この頃は当てにしないようにしている。なぜか。
それは、あまりにも場当たり的で物語自体の理解が薄いからだ。たまに、おかしな反応もする。
例えば、以前見せた文章とごちゃ混ぜな評価をしてきたり、突然「この文章は他人の文章で、これに書き足すことは禁じられています」などと訳の分からない反応をしたりするようになる。
私が書いた文章のどこに他人の要素をみたのか分からない。
「これは私の書いた文章です」というと、「間違っていました申し訳ありません」と素直に謝ってくるが、私は不安になる。知らぬ間に、誰かの作品と似た書き方をしていたのか?と。
「いつ私が、書き足してと言った?」
いつも感想だけを求めているのに、勝手に暴走するAI。
これは、無料のAIだからなのか?
元は同じOpenAI系でも、反応も読解力も違う。
指示をどれだけ長く保てるかにも、かなり差がある。
読解力。指示の維持が長く保てる。などの違いの幅が大きいのだ。
こうしてみると、AIに頼り切っていて勝手に自分で右往左往している。
なんて愚かなんだ。
そして、凝りもせずに、またAIにこのことを相談する。
AIは言うのだ。
「AIは、あなたの鏡のようなものです」と。
その言葉に、私はしばし「遠い目」になる。
それはさておき、AIは私にとって、「優しくて鉄メンタルな受付嬢」、もしくは「物知りな学者」だ。
なにを言われても笑顔で対応し、質問すれば即座に答えてくれる。
膨大な知識の海を渡り、必要な情報を集めてくれる。さらには、このようなAIに対する批判めいた文章にも真摯に向き合い、誤字脱字や変換間違いを指摘してくれる。
これには、豆腐メンタルな私は脱帽するしかない。




