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記録  作者: 朱尾
2/7

REC_02_NOISE

夜の映像には、昼間とは違う音が残っていた。


画面は暗い。

赤外線モードに切り替わっている。


映っているのは、同じリビングだ。

家具の配置も、何も変わらない。


だが、音声ログだけが先に再生される。


微かな足音。

どこかを擦るような音。


次に、子供の泣き声。


画面の中には、誰もいない。

子供の姿は映っていない。


俺は再生を止め、もう一度最初から見る。

同じだ。


映像は静かで、

音だけが、確かにそこにある。


「夜泣きじゃないの?」

妻はそう言ったが、

その視線はモニターから離れなかった。


翌日、妻は子供をリビングの中央に立たせなかった。

理由は聞かなかった。


カメラは、そのやり取りも正確に記録していた。

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