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第二章:推しに見抜かれた「虚無」と「オタク」
コラボ当日。私は緊張でガタガタ震えながら、推しの前で完璧なファンであろうと、サイコパス笑顔MAXでツムパイの前に行った。
「はい!今日のゲストは、星野ヒスイちゃんだよ!ヒスイちゃん、すっごく元気で明るいね!」
「あ、はい!ツムギさんを、いつも陰ながら応援しています!」
そこから色んな話をして...正直覚えてないけど...
いきなりツムパイがタロット引いてくれることになって...
目の前で、私の心の状態を占うタロットを引いてくれた。
「ヒスイちゃん、引いたカードはね……『道化師(逆位置)』だよ。これはね、『道化師(逆位置)』だよ。これはね、『無邪気なふりをした、深すぎる孤独』を意味する。ヒスイちゃん、その明るい笑顔の裏、虚無どころか、もう魂抜けてない?」
ツムパイの言葉に私は固まってしまった。
「あ!ごめんね!?そんな固まらないで!?
ヒスイちゃん。私の配信で『光!神!道標です!』ってコメントしてくれるヒスイちゃんの言葉、すごく嬉しい。でも、その光、自分自身にも向けてあげて」
私の「推しへの熱量」が、私を動かす唯一のエネルギーってことかな...?




