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~お姫様と狐~

あのステキな狼が忘れられなかったお姫様は、再びあのときの場所へ。

「今度は足がすべらないように・・・」

ヒールの低い靴をはく。

侍女たちは昼食の準備やら掃除やら・・・後はお姫様の婚約者候補・ランダール・N・マキホー・サライオニが来客するということで、大忙し。

「ランダールなんかと結婚するわけないじゃない!」

そう言って木につかまる。その時。

コンコンコンコン。

すばやいノックがした。と思うと、すぐ侍女が「開けますよ」と言い、入ってきた。

あわてて窓を閉めて、カーテンも閉める。

「どうかいたしましたか?」

早口で侍女が聞いてくる。

お姫様は深呼吸してから

「なんでもないわ。それより、あなた達はなぜここに?よほど急ぎのようだけど。」

「新しいドレスが出来上がりましたので、着ていただこうかと」

「またなの?!昨日も一昨日も作ったわ!こんなにたくさんいらないわよっ!」

お姫様は怒って扉をバタン!と勢いよく閉めました。そのまま窓を開いて外へ飛び出したのです。

今度は太い枝を足場にして、お城の様子を確かめました。

まだお姫様が部屋でお怒りになっているとでも思っているのでしょう。誰かが追ってくる気配はありません。

「ふぅ」

と一息ついて、足をぶらんとさせて枝に座りました。

すると突然羊飼いの少年が走ってきました。

お姫様は急いで立ち上がろうとしました。ですが急ぎすぎて、また足をすべらせてしまいました。

でも今度は枝を手でつかみ、宙ぶらりんにはなりましたが怪我をすることはありませんでした。

安心もつかの間、羊飼いがお姫様に気づいてしまったのです。

お姫様は羊飼いに捕まってしまいました。

ですが・・・

「ウッ」

羊飼いがそう言って倒れてしまいました。

お姫様が後ろを見ると、侍女が1人おりました。・・・? 侍女の隣に獣がいます。青い毛の・・・狼!なんとさっきお姫様を助けた狼だったのです。

「こんにちは、お姫様♪」

侍女が少し会釈しました。お姫様は侍女に捕まえられないかと、緊張しています。今すぐにでも逃げ出したいくらいです。でも狼がいるからでしょうか、すごく安心できるのです。

侍女を改めて見てみました。

光り輝く金の髪は、とてもきめ細やかで、素敵です。

目はよく見えませんが、外国の方でしょう。

この国の人間は、紅い瞳に紅い髪なのです。

「私はエトロフ。エトロフ・ビアロスと申します。」

お姫様が黙っていると、侍女がそう言いました。

「エトロフ・・・?女の人よね?」

エトロフはニコニコしながら「男よ?」と答えました。

「・・・え?!」

そうお姫様が叫んだ瞬間、エトロフはバリバリと自分の顔や服をはがし始めました。

「?!」

お姫様はもうわけがわかりません。

侍女が男ですって?そんなのありえない!

そう思いながらエトロフをチラっと見てみます。金の髪を風にゆらしているのは、確かに男でした。白いスーツがよく似合う、長身の男の人です。

「改めましてこんにちは。私変身の得意な狐でございます♪」

狐・・・?!

記念すべき2話でございます!

まだまだぎこちない部分もあるかと思いますが・・・アドバイスなどあればよろしくお願いします;

3話に少しでも期待していただければ幸いです

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