寝顔を見つめて、ハァハァハァッ
最近、お姉ちゃんの様子がおかしい。
いや、おかしいのは、いつものことか。
なんと言うか、この1週間、お姉ちゃんは必要以上に構ってこない。
「じゃ、あとでな!!」
「あ、うん」
宗と別れ、僕は家へと帰る。その後、宗が家に来て、明日のテストの勉強をする事になっているのだけれど、宗の目的は、お姉ちゃん!!
「いたら、勉強でわからないとこあったら、教わりたい」(大きなおっぱい間近で見たい!)
なんとなく、わかる。同じ男だから。
ピンポーンとチャイムが鳴って、僕が玄関開けると宗が、
「これ内の母さんから!」とケーキを貰った。
「それ、俺も昨日食べたけど、美味かったから。買ってきて貰った」と話してくれた。
で、部屋に入るや否や、
「な、今ってお姉さんいる?」と聞いてきた。
「いるよ。なんか、テストがあるとかで勉強してる」
まぁ、後期生徒会長だかやってるからねー。頭がいいのは、見ててわかる。勉強は、見てても僕にはわからないけれど。
「でも、ほんと静かだなぁ。俺の兄ちゃんなんて音が聞きながらとかテレビ見ながら勉強してんぞ」
「ふぅん。じゃ、まず何やる? 算数? 国語?」
2人揃って、国語。テストと言っても、漢字の書き取りテストだから、そう難しくはない。
コンコンッと軽くドアが、叩かれ外から、お姉ちゃんの声がした。
「壮くん?」
「なにー?」
おかしい、いつもノックしないでいきなり部屋に突入してくるのに……。
「元気?」
は?
「いや、元気だけど?」
「……。」
宗は、不思議そうな顔で、僕の顔を見ていた。
「あのね……そっちに行ってもいい?」
「テスト勉強してるけど、それでもいいならいいけど」
で、お姉ちゃんが入ってきたんだけど……。
いつもこんな服装だっけ?眼鏡も掛けてたっけ?位に変わってて……。
「あ、こんにちは。確か、宗くんだけ?」
「あ、はい。こんにちは……」
「なに、お勉強してるの?」
「……。」
「見て……あげようか?」
だから、なんなんだこのシチュエーションは!!
いつも、こうじゃないでしょっ!!
おっきなおっぱいが、見えそうな服!
おっきなお尻から、パンツが見えそうな服!
着てるよね?!
「壮くん? どうしたの? あなたも、やらないとダメでしょ?」
調子が狂うなぁ……。
宗は、モジモジしながらも算数でわからない所とか見てて貰ってるし。
それでも、お姉ちゃんの教え方がいいのか?宗の褒められたい気持ちが強かったのか……。
次の日の国語と算数は、僕も宗も満点だった。
「そう、良かったじゃない」
「うん。ありがとう」
なんだろ?胸がこうザワザワするのは……。
あぁ、なんか柔らかい。
目の前に大きなマシュマロがあって、僕はそれに乗って、ジャンプしたり、ゴロゴロしたりしていた。
気持ちいい……。
もっと、触っていたいなぁ。この柔らかさ、癖になる!!
「気持ちいい……」
「じゃ、もっとさ・わ・る?」
「ん? なっ!」
目を開けたら、目の前にお姉ちゃんがいた。
僕の布団の中に入っていた。
しかも、裸?
「続き、してもいいわよ? 壮くんなら、お姉ちゃん怖くないから」
は?え?怖くない、とは?
「なんで、そこに? つか、なんでその状態?」
「壮くん。覚えてないのね。壮くんが、触りたいって、私の着てるもの脱がした癖に。覚えてないの?」
「うん」
僕が、お姉ちゃんにそんなことを?と思ったけど……
「嘘だ! お姉ちゃん、笑ってるもん」
「うん。嘘。でもね? 壮くんが、私の胸に触ってたのは、ほんとよ?」
だから、マシュマロ?ムニムニと触って?
僕は、自分の手をジッと見て、グーパーした。
「でも、お姉ちゃん壮くんが好きだから」
「……。」
「だから、壮くんが欲しいって言うなら、お姉ちゃんのハジメテあげても……」
???
「何を言ってるのか、わからない」
欲しいとか初めてとかなにっ!!なんのこと!!
「2人ともー、何してるのー? ご飯よー」と下から律子お母さんの声がして、お姉ちゃんは、僕を跨いで!脱いだ?脱がした?服を着始めた。
夜ご飯、僕の好きな唐揚げだったのに!
味が、サッパリわかんなかったじゃんっ!!
ピッ……
「朝、ね…」
時間は、ピッタリ朝の4時!お父さんもママも壮くんもまだ眠っている時間。
「んふふっ。今日は、どうやって起こそうかしら?」
そんな事を考えて、私は、パジャマを脱いで、キャミソール1枚の姿になる。
そして、ノー・ブ・ラ!
静かに部屋のドアを閉め、コッソリと壮くんのお部屋へ……。
あーんっ、壮くんの匂いがする!
いいわぁ、この匂いだけで、ご飯が食べれそう!
まだまだ子供なのか、掛け布団から足が出ていて、ジッと見る!
たまらない。たまらないわぁ、このスベスベとした肌!
子供っていい!壮くん最高ッ!
なんて、思ってることがバレたら、ヤリのような冷たい視線が刺さるでしょうが。
「壮くん、ちょっと奥に行ってくれるかなぁ?」と壁側に押し込め、その限られたスペースに自分の身体を押し込んだ。
あー、堪らない。
壮くんの柔らかな髪から、まだシャンプーの香りがするぅ。
このプックリとした、ほっぺ。つついても、ぷよぷよしてるし……。
最高だわ!
「ひゃっ……」
なんか夢でも見てるのかなぁ?壮くんの顔を胸の中に……あんッ…。
「お姉ちゃん……」
夢の中にでも、私が出てるの?!
ハァッ……。
お姉ちゃん、ムズムズしてきちゃうん。
この寝顔だけで、昇天しそう。
まだ、経験ないけど!!