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探し物を続けて異世界まで。  作者: 〆鯖
第1章 集まる点と繋がる線
2/8

少年、向かう場所を探す。

ここは一人の魔女とその召し使いが住む建物。


城という程の物でもなく、

屋敷という程でもなく、

しかしたった二人しかいない建物なのに

砦、という機能の建物。


その砦の主の間。


自称二流魔女、リリエラ=フロゥマージュ。

空間が近くでねじまがるのを感じ、召し使いの

イツキ=フロゥマージュにその事を告げる。


「イツキ。何者かがこの砦に空間転移をするつもりです」

「もしや」

「いえ、この乱暴な空間の開きかた。無事に移動するという感じの意図を持ちません。送り付ける、投げ捨てるという感じでしょう」


厄介事でしたら私が見て参ります、と即答してイツキが主の間を退く。リリエラは一人になると窓の外に目を向けた。

「よりによって夕方前とは…」


この砦。名を[霧]という。1日のうちで朝方、夕方、真夜中。その決められた時間以外は常に

霧を纏う砦。


砦の所在が見える時間を間近に控えての厄介事。

リリエラはため息を溢すのだった。


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