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紅い夢  作者: Himwari
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恋と仲間と裏切りと①ー杏奈sideー

お父さんとお母さんを亡くしてしまった。・・・由香おばさんを殺してしまった。そんなことで杏奈の頭はいっぱいだったし、傷つけられていた。でも、そんなときでも心のことを考えられずにはいられなかった。今、誰よりも大切だったからだ。しかし、今の杏奈は由香(心の母)を殺した身だ。そんな、罪悪感に飲まれそうな中でも心との過去を思い出すのだった。

あれは、4歳の頃だった。「引っ越すよ。」と言われた杏奈は泣いて抵抗した。しかし、そんなもの無意味で手をひかれてここへ引っ越してきた。壁が薄くて、少し古いアパート。お母さんに「挨拶しにいくよ」と言われ、人見知りな杏奈はまたそこで泣いた。でも、やはり無駄だった。お隣さんは由香おばさんで,

この時初めて見た。綺麗な人だな、と思っていた。この人を殺すなんて、思いもしなかった。由香おばさんのうしろに杏奈と同じくらいの男の子が隠れていた。その男の子は、杏奈の前にひょっこりと出てきて言った。

「僕、心!!よろしくね〜。杏奈。」

どうやら、この心という少年は私のことを知っているようだ。

と言って手を出し微笑むのだった。でもなぜかその手は傷だらけだった。幼かった杏奈は、あまり気にしずにその手を握った杏奈は手をつないで街へ出かけた。杏奈はもちろん街のことは知らないが、帰って行く道だけは覚えていた。夕暮れ時になり杏奈の青い右眼と紅い左眼は怖いくらい綺麗に輝いていた。

「心くん。お家帰ろ〜?」

「まだ。」

と言って杏奈のことを見ない心。

「心くん。こっち向いてよお〜〜」

と言われ振り向いた心はドキッとしてしまった。

「心くん〜?どうしたの?お顔真っ赤だよ。」

「うっ、うるさい。(杏奈が綺麗すぎるからだって・・・・・)」

そのあと、2人は仲良く家に帰った。そこから、ずーっと仲良しだった2人にもある出来事で距離をおくことになった。

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