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第五話
それから、何人か彼女をつくった。
みんな、ヨウコだった。
街で女の子に声をかける。
みんな、ヨウコになった。
…さて。
彼女がいないのも寂しいので、諦めて、ヨウコと付き合うことにした。
どーせ、姿は変わってくれるんだし…
「ヒロコの瞳になってくれる?」
僕は注文しはじめた。
ある日。街でデートしているとき。
「…私ってなんなんだろ」
ヨウコの姿ではないヨウコが、つぶやいた。
「いいじゃん。楽しければ」
「こんなの…、こんなの、イヤ!」
ヨウコがどこかに走っていってしまった。
そのとき、同時に、すべての女性が消えた。