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この世界では一歳頃までは発育が早いようだ。

マリちゃんも知らないから、なぜかとしか言いようがない。

私の仮説としては、地球と違って魔力が空気中にあって、それが要因となり成長を促進させるか。

それだと、一年と限られた期間が謎になるが。

もしくは、胎児の頃に蓄積された母体の魔力が体内で残留し、それの魔力よって成長を促進させ、一歳頃になると自らの魔力が生み出されて働きだし、それに伴い僅かな魔力となるためか。

私としては、後者だと思う。

私やマリちゃんが知らないだけで、一歳になってからの成長が緩やかになることを不思議に思う人が居るかもしれないから、この疑問も説かれてるかもしれない。

これがこの世界の常識だから、不思議に思う人がいればの話だが。


なぜ、私がそんなことを語りだしたかというと、ハイハイをしだしたからである。

早い。

いや、ちょっと早いなーとは思ってたよ?

でも、そんなもんかと思ってたし、早く大人になりたいから特に気にしてなかった。

マリちゃんが前世と比べて早く成長して寂しい気がするって言ってたから、やっぱり?って思ったのよね。


それより、三ヶ月の行事として行うのは、日本でいう選び取りのようなもの。

『短剣の鞘』『羽根ペン』『硬貨』『フォーク』の4つを1メートルほど先に置き、ハイハイさせて一番最初に取った物によって、神の加護があるとされている。

加護=仕事に通用出来るものだけど、あくまで占い程度で本当に加護がある訳じゃないらしい。

鞘だったら騎士、羽根ペンは魔術師、硬貨は商人、フォークは調理人となりやすいようだ。


出来るものなら、2つ取りたい。

私の欲張りな性格が出てきてしまう。

単なる行事で、深い意味がある訳じゃないけどね。

さて、どれを取ろうかなっと!



 

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