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「くふ、今日も相変わらず美幼童ですな」
食後は歯磨きと身だしなみを整える。
今世の自分はハイスペックであるが、外見というのは手を抜けばそれだけ劣るというものだ。
それに、傲ることが最も愚かであり、魅せることもひとつの手段である。
それに、この体は磨けば磨くほど美しくなる。
それを怠る?ありえないわ。
さて、清潔感とシンプルさを好む私の今日のファッションは。
夏ということで薄手ながらも透けない水色のYシャツで清潔感を出し、黒い紐にシックな赤の留め具が付いたちょっと大人びたポーラー・タイ、灰色のハーフパンツは細身ながらも幼さを残し、白いソックスは汚れがなく毛玉もない。
細身のハーフパンツから分かる、小さなお尻がセクシーでキュート。
お尻が小さかったらこういうパンツを履きたかったのだ。
男だったらこういう格好をしたいとか、して欲しい格好を出来るのが嬉しい。
体といえば、今世にも浴槽やシャワーがある。
排水設備も整えられているし、王都の近くには大きな湖があって水には困ってはいない。
その為、体や髪は清潔に保っている。
髪は銀髪を活かすために伸ばしたかったが、ランニングで邪魔になるのでカジュアルショートカットにしている。
それでも銀髪の美しさは変わらず、キラキラと輝くのがお気に入りだ。
長いまつ毛や眉も銀毛で、顔もキラキラしている。
肌もランニングで日に焼けたとはいえ、まだ白く潤いがあり透明感がある。
前世では「透明感とか都市伝説」と思っていたが、これが透明感だと分かる。
セラの美顔美容も相変わらず続けられていて、最近は唇パックまでしている。
しかし、こんなに美しいと困ることが多い。
服装を意識しないと幼女に間違えられるし、変態ホイホイなのである。
男女問わずに、知らない人に声をかけられることも多いのだ。
これも美少年になるための宿命だな。
美少年は美少女になることも出来ると偉い人も言っていたし、得することも多い。
それだけ魅力的だということだし。
傾国の美少年になる日も近いかもしれない。
ほう、自分が末恐ろしい…。
「ウィル、ようちえん行こう…?」
いつの間にか背後にいたメアリーゼたん。
ノックの音?しなかったよ?
ナルシストじゃないけど、ナルシストに見られるような誤解があると恥ずかしいな。




