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ストックを連続放出しています。ペース配分なんてわかりません。

 俺は後藤琥珀。異世界に来た初日にいきなり2回転移させられた男だ。自分の魔法で転移できる主人公が転移するのならよくある話(小説なら)だがさせられたのは俺が人類初だと思う。しらんけど。


 そんなこんなで俺は転移先で自分の体と周りの地面を確認した。


 「特に異常なしっと・・・。神様もこんなかんじでクレーター作らないようにしてくれればよかったのにな。」


 とりあえず今の状況は特に悪くないらしいので視線を下から前方に移す。そこにはなにやら村らしきものがあった。どこぞの王都みたいに門で取り調べとかはないようでひとまず安心する。村につくことができたのであの魔物に感謝することにする。俺の中では完全に魔物>神様の図式ができあがっていた。それでもあの魔物は倒すけどな。男に二言はないから!


 まだ夜になったばかりということもあって村には人影もちらほらあった。とりあえずその第一村人に声をかけることにした。美少女を探してみたが見当たらなかったのでしかたなくおっさんに声をかけた。


 「すんません。ここってどこですか?いきなり転移させられてこの村の前まできてしまったんですが・・・。」


 とりあえず当たり障り無い事実だけを選んで話しかけてみる。翻訳能力がある俺なら大丈夫だろうしな。


 「転移っておまえさんこんな時間に森の中に入っていったのか?よく生きてられたな!!」


 案の定翻訳してくれているみたいだ。自然すぎて本当に翻訳されてるのかたまたま言語が日本語だったのかわからないレベルではあるが。というか夜の森ってそんなに危険なんですね。誰だよそんなとこに好奇心で入っていった馬鹿者は・・・。


 「いやー、道に迷ったら森の中に入っちゃって。入った瞬間転移されちゃいましたけど。」


 「まぁ生きてて何よりだ。今日は疲れただろう。俺の家で休むといいさ。」


 おっさんいい人すぎる。美少女じゃなくてこのおっさん、いや、おじさまに声をかけてよかったぜ。


 「ありがとうございます。でもお金とか持ってないんです・・・。」


 「金なんていらねぇよ。とりあえず名前くらいは教えて欲しいかな。」


 そういや名前名乗ってなかったな。ファミリーネームは貴族だけしかっていう設定だったらめんどくさいことなりそうなので名前だけ言うことにした。


 「俺はコハクって言います。冒険者するために家から飛び出したら迷っちゃったんです。」


 「俺はダイン。家出少年か。冒険者なるならこの村にギルドがあるから明日にでも行けばいい。一応24時間やってるから今からでもいいが、疲れたろう?」


 「はい、ありがとうございます。」


 服装は死んだとき全裸だったおかげで神様にこっちの世界にあった服装をつくろってもらったおかげで突っ込まれなかった。よかったよかった。


 とりあえずテンプレである冒険者ギルドへの道筋は確立した。ついでに1日が24時間であるということも確認できた。余談だがダインの家でカレンダーを見て1週間7日で1年365日ということも確認した。元の世界と一緒で安心した。


 生活様式はいたってテンプレなファンタジー世界の村ってかんじで木造住居に家具も木製で壁には剣とか飾っていた。異世界で初めて見た剣はいたって普通の剣だったが厨二病患者の俺は興奮してしまった。


 ダインは独身らしく話がはずみ楽しく食事を済ませてベッドへと潜った。独身だけあってダインは料理がうまかった。明日はギルドで登録して神様から貰ったチート能力を確認できるかと思うと興奮してなかなか眠れなかった。


 国とか滅ぼせるレベルだったらどうしよう///

次回ついにコハクの能力があきらかに!?

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