表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白花香  作者: 桐生スケキヨ
2/12

第001話「パリィとランナ」

【Tips:〇〇一 麗らかなふたり】

・栗色髪紫瞳パリィと黒髪黒瞳ランナ。

ふたりとも本文中には書かれませんが立派なスタイルの持ち主。

このスタイルでこれから明かされるであろう超絶アクションをこなすということにご留意いただけると幸いに存じます。


【〇〇一 パリィとランナ】


 喧噪に紛れ、足早に街を後にしたランナとパリィは人の気配が途切れたことを確認すると頭巾(フード)を脱ぐ。

 白装束に覆われた肩と背中に真っ黒の長い髪をこぼしながら、ランナは鈴が鳴るような声で言う。


「上手くできたね、パリィ」


 応じるパリィは栗色に輝く長い髪をランナと同じようにこぼしながら、落ち着いた声で応えた。


「ええ。でも斬った人数はランナの方が多かったわ」

「あれは立っている位置の関係だよ。いつもならパリィの方が多いし早いもの。やっぱり、わたしよりもパリィの方が強いよ」

「ふふ、そう言ってくれるのは嬉しいけど。その立ち位置も、ランナが前に出ていたからよ。隊長らしく、最初の声をかけたのもランナだったものね」


 パリィの言葉に、ランナはどこか恥ずかしげに目線を逸らして頷いた。


「う、うん」

「これで、秘薬の流通が少しでも減ってくれるといいわね」

「さっきの場所みたいな店で取引されてるなんて、想像もできなかったよ。最初は否定してくれるかと思ったけど、いきなり襲ってくるんだもの」

「大人しく捕縛されてくれれば命までは落とさずに済んだのに……愚かしいわね」


 パリィがどこか悲しげにつぶやき目を閉じるのを見て、ランナの手が彼女の袖を軽く掴む。


「悲しい?」

「ごめんなさい。別にそういう感情はないわ。罪人に同情していたらきりがないものね。気遣ってくれてありがとう、ランナ」

「それなら……うん、安心」


 ランナの笑顔に、パリィも微笑みを返す。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ